それでは、正解を発表します!
【クイズ1】
次の判じ絵は、江戸の庶民が暮らしのなかで使った、あるものを表わしていますが、それは何でしょう?
(い)雑巾
(ろ)草履
(は)仏像
(に)絵草紙
正解(い)
象と、子供が半分描かれている。象は「ぞう」。子どもは、実際の絵では顔も体も真っ赤に塗られているので、足柄山の「金太郎」だ。上半身なので、上だけとって「きん」と読む。つまり「ぞうきん」の語呂合せである。
判じ絵では描かれているものが半分だけだったり、逆さまだったりすることがある。そんな場合は、描かれているとおり、上だけ、下だけ、または逆さにして読む。例えば鶴の首上だけであれば「つ」となる。
【クイズ2】
この絵は江戸のある町名を示していますが、それはどこでしょう?
(い)赤羽
(ろ)入谷
(は)四谷
(に)矢来町
正解(は)
矢が4本あるので、「4つの矢→よつや(四谷)」となるが、江戸城に近かった四谷には武家地が多かったため、武士が4本の矢を受けている判じ絵になっている。
【クイズ3】
この絵は日常生活で使われていた道具を示していますが、それは何でしょう?
(い)竈
(ろ)茶釜
(は)引札
(に)水桶
正解(ろ)
「お茶をたてる蝦蟇蛙」ということで、正解は「茶釜」。
【クイズ4】
この図は庶民の食卓にのぼったある野菜を示していますが、それは何でしょう?
(い)生姜
(ろ)西瓜
(は)苦菜
(に)茗荷
正解(い)
問題の判じ絵は、男が「賀」の字を背負っており、賀を背負う→しょう・が→生姜と判じる。
いかがでしたか? 今回の問題はなんと4問目以外は正解率が80%超え! 少し簡単だったかもしれません。
※問題の出典:『第4回 江戸検問題公式解説集』『第3回江戸文化歴史検定(2008年度)江戸検出題問題公式解説集』
取材・文/オノハルコ(晴レノ日スタヂオ)