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最近、パソコンやスマートフォンの普及により、自ら字を書く機会はめっきり減少してきました。その影響からか、「読めるけれども、いざ書こうとすると書けない漢字」が増えていませんか? 以前はすらすらと書けていたのに、と書く力が衰えたと実感することもありますよね。

動画を見ながら漢字の読み書きをすることで、脳のトレーニングとなります。また、この記事を通じて、読むこと・書くこと・漢字の意味を深く知り、漢字の能力を高く保つことにお役立てください。

「脳トレ漢字」第5回目は「鳩尾」を取り上げます。
私事ですが、先日体調が悪くて病院へ行きました。問診票を書く際に、その体の部分をスマートフォンで検索したら「鳩尾」という漢字が出てきました。人間の体の部位を表す熟語なのに、なぜ「鳩」という漢字が入っているのでしょう? その場では漢字で書くのはやめて、カタカナで書きましたが…。そのような経験をされた方は他にもいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は、「鳩尾」について紐解いていきます。

■「鳩尾」は、なんと読む?

この“鳩”と“尾”を組み合わせた熟語、「鳩尾」は人間の体の一部を表す言葉であり、人間の急所の一つでもあるとタイトルでご紹介しました。読み方に心当たりはありますか? 肋骨の下、胸の中央部のくぼんだ場所を指すのですが…。

正解は…
「みぞおち」です。

「きゅうび」「みずおち」とも読みます。また、「鳩尾」は別名、「心窩(しんか)」、「水月(すいげつ)」とも言いますよ。
そもそも「みぞおち」をなぜ「鳩尾」と書くようになったのでしょうか? 続いての項目では、由来についてご説明をいたします。

■鳩尾の由来とは?

「鳩尾」の由来は漢字と音で異なるものになります。まずは漢字の由来からご説明しましょう。

「鳩の尾」がなぜ「みぞおち」を指すのでしょうか。それは「みぞおち」の形が「鳩の尾」に似ていたため、このような漢字で表すことになったと言われています。確かに、鳩の尾っぽの形に似ておりますので、ご興味のある方は人体模型などでご確認されてみるのもいいかもしれません。

また、なぜ「みぞおち」という名称になったのか。それは、「水落ち(みずおち)」のなまりであると言われています。飲んだ水が落ちる感覚のある場所がみぞおちだったことから、「水落ち(みずおち)」転じて「みぞおち」となりました。

■他にも覚えておきたい、体の部位を表す漢字「顳顬/蟀谷」

「鳩尾」の他にも体の部位を表す漢字は、読めるけど書けないものが多く存在します。ここでは、「鳩尾」に加えて、「顳顬/蟀谷」をご紹介しましょう。

どちらも同じく「こめかみ」と読みますが、どちらにしても画数の多い漢字ですよね。米を噛むと動くことから、この名がつきました。

言葉の由来を知ると、体の部位にも自然と愛着が湧いてくるような気がいたしますね。

***

いかがでしたか? 今回の「鳩尾」のご紹介は皆様の漢字知識を広げるのに少しはお役に立てたでしょうか? 病院の問診票に「みぞおち」と書くときには堂々と「鳩尾」と漢字で書いてください。もしかしたら、医師が読めないかもしれませんので、ルビは振ってあげてくださいね。

来週をお楽しみに。

文/京都メディアライン
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