写真・文/矢崎海里

食材の高騰が続く昨今、安価なもやしを使ったレシピが人気ですが、栄養価的におすすめしたいのが大豆もやし。
緑豆もやしより値段は少し高めですが、さまざまな栄養素が含まれていて、日々の節約&健康管理食材としておすすめです。
今回は大豆もやしを使った減塩レシピをご紹介します。
緑豆もやしと大豆もやしの栄養も比較しながら解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
大豆もやしのごまポン酢和え

【材料】(1人分)
大豆もやし 80g
きゅうり 1/3本
★白すりごま 小さじ2
★ポン酢しょうゆ 小さじ1
【作り方】
1.きゅうりは千切りにする。
2.大豆もやしは耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで2分加熱する。水気を切り、1のきゅうりと混ぜる。

3.★の調味料で味付けして完成。
大豆もやしはナムルやキムチ味など韓国風の味付けが多いですが、シンプルなごま和えもよく合います。
めんつゆと合わせてもいいですが、ポン酢しょうゆでさっぱりと味付けしたごま和えは、これからの暑い季節にぴったり。
さっぱりとした箸休めになります。
大豆もやしはその名の通り大豆からつくられるもやしで、豆もやしとも呼ばれます。
大豆もやしは緑豆もやしより太く、食べ応えがあります。
緑豆もやしと比較して、たんぱく質は2倍以上、食物繊維は1.8倍。
シャキシャキとした食感が特徴で、よく噛むことで唾液の分泌を促して消化を助けるはたらきもあります。
食塩相当量:0.5g
焼き肉ビビンバ

【材料】(1人分)
牛肉切り落とし 80g
焼き肉のたれ 大さじ1/2
サラダ油 小さじ1/2
大豆もやし 80g
韓国のり 8切1枚
鶏ガラスープの素 小さじ1/4
人参 1/4本
★酢 小さじ1
★砂糖 少々
★おろしにんにく 少々
★白いりごま 適量
ほうれん草 2株
めんつゆ(3倍濃縮) 小さじ1/2
ごま油 小さじ1/2
ごはん 200g
コチュジャン 小さじ1/2
【作り方】
1.牛肉はサラダ油を熱したフライパンで炒め、焼き肉のたれで味付けする。

2.大豆もやしは耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで2分加熱する。水気を切り、ちぎった韓国のりと鶏ガラスープの素で味付けする。

3.人参は千切りにして、耐熱容器に入れ、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで1分半加熱する。水気を切り、★の調味料で味付けする。

4.ほうれん草は4cm幅に切り、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで1分加熱する。水気を切り、めんつゆとごま油で味付けする。

5.うつわにごはんを盛り、牛肉、大豆もやし、人参、ほうれん草をそれぞれ盛り付ける。コチュジャンを添えて完成。
「ビビンバ」は韓国の混ぜご飯で、肉や野菜など、さまざまな具材が使われます。
今回は牛肉に大豆もやしの韓国のり和え、人参とほうれん草のナムルを合わせた、カラフルなレシピにしました。
コチュジャンと一緒に混ぜて豪快に食べてください。
具材をこまごま作るのは少し大変ですが、1品で野菜がたっぷりとれるのでおすすめです。
大豆もやしはたんぱく質や食物繊維以外にも優れた栄養価が多くあります。
鉄やカリウム、カルシウム、ビタミンKなどの栄養価が緑豆もやしより多く含まれています。
ビビンバには人参、ほうれん草と緑黄色野菜も使用しているので、大豆もやしでは補えないビタミンCやβ-カロテンなどもバランスよく摂れますよ。
食塩相当量:1.6g
* * *
大豆もやしはほかにも炒め物やスープなど、さまざまな料理に活用できます。
緑豆もやしより少し高いですが、栄養価が高くコスパもよし!
ぜひレギュラー野菜として活用してくださいね。
文/矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。
