とにかくカッとなり声を荒立ててしまう、イライラした後に落込む、急に顔が熱くなる、汗が止まらない、どうしてこんなに頭が痛いの? など、30~40代の「プレ更年期」や、40~50代の「更年期」の女性には、自分ではどうにもならない不調が現れるもの。

実は、その不調には漢方がよく効くことをご存知でしたか?

私の不調にも漢方が効くのか知りたい! どうすれば根本解消できるの?  そんな女性たちの疑問を、漢方の専門家に解説してもらいます。

第46回のテーマは、「尿漏れ」です。医師の木村眞樹子さんに教えてもらいました。

1.カフェで尿漏れ! 夫との行楽も楽しめず険悪ムードに!

村井さん 52歳女性 主婦の方からご質問を頂きました。

「つい先日、私にとってショッキングな出来事がありました。外出先のカフェでくしゃみをしたら、なんと尿漏れしてしまったのです。

友人と一緒に笑いながら、何事もなかったかのように過ごしましたが、心のなかは大慌てでした。もしかしたらバレていたかもしれません。今は尿漏れパッドを利用していますが、やはり気が気ではありません。

せっかくおでかけしても心から楽しめず…夫とドライブに行っても、すぐ『トイレ休憩したい!』と車を停めるので、目的地につくまでにケンカになってしまい、険悪なムードのままその日一日を過ごしました。

誰かに相談するのも恥ずかしくて悩みを抱えたまま困っています。こっそり改善する方法はないでしょうか?」

ご質問ありがとうございます。尿漏れは症状自体も嫌なものですが、「他人や身内に知られたら恥ずかしい」という部分がとくにつらいですよね。実は、その尿漏れは更年期が原因かもしれません。

女性にとって大きな悩みの尿漏れ、今回はその原因と対処法についてご紹介していきます。

2.いきなり起こる尿漏れ、その原因は更年期!

40代以降の女性にとって、尿漏れは代表的な悩みのひとつです。その理由として、女性は男性に比べて尿道が短く、直線的であることが挙げられます。また、骨盤を支える筋肉も男性より弱いので、尿漏れも起きやすいのです。

尿漏れのタイプについても見ていきましょう。

まず、「腹圧性尿失禁」と呼ばれる症状。これは、腹圧によって起こる尿漏れで、咳やくしゃみをしたとき、重い荷物を持ったとき、笑ったときになどに、意思とは関係なく漏れることがあります。

次に「切迫性尿失禁」は、急に強い尿意を感じ、トイレに間に合わず、漏れてしまう症状です。過活動膀胱という病気である場合が多く、尿回数が多いことが特徴です。

膀胱にわずかの尿がたまった状態でも、尿意を感じることがあります。

最後に紹介するのは「混合性尿失禁」。これは、「腹圧性尿失禁」と「切迫性尿失禁」の、両方の特徴を持っている症状です。

こうした尿漏れの原因には、更年期と深い関わりがあります。女性ホルモンのエストロゲンが減少し欠乏すると、膀胱や膣の新陳代謝が低下し、粘膜も薄くなります。

また、膣炎などの症状も起こりやすくなります。さらに、骨盤底筋の弱まりなども相まって、尿漏れしやすい状態になってしまいます。

3.更年期の尿漏れを改善する3つの方法

更年期の不調の治療法のひとつに、ホルモン補充療法があります。これは、不足しているエストロゲンを薬で補い、ホルモンバランスの乱れを和らげていく方法です。 効果もありますが、同時に副作用などのリスクもありますので、通院して治療する必要があります。

ホルモン療法は怖いという方や、通院する時間がないという方には、漢方の考え方によるアプローチがおすすめです。

尿漏れ対策として、簡単な養生法などを以下にご紹介します。

3-1.骨盤底筋のエクササイズ

更年期や加齢により骨盤底筋が弱体化している場合、意識的にエクササイズすることによってある程度改善される場合があります。骨盤底筋群と呼ばれる筋肉や、尿道括約筋をしっかり鍛えることによって、突然の尿漏れを防ぎます。

<尿漏れ防止エクササイズのやり方>
膣や肛門の筋肉を意識しながら、10秒引き締め、その後10秒リラックス、これを10回1セットで1日5セット繰り返します。

1.背筋を伸ばし姿勢をよくして、両足は肩幅ほどに開きます。
2.肩は力を抜いて、おなかに余計な力を入れずに、膣や肛門を締める、緩めるを繰り返しましょう。

体勢は立ってでも座ってでもOK。空いた時間に気軽に行なえるのでおすすめです。

3-2.水分の摂りすぎに注意する

必要以上に水分を摂りすぎると、それだけ尿の回数が増え、頻尿の原因になります。最近はテレビなどの影響で「水を飲むと健康になる」と信じている人も多いのですが、必要以上の水は尿になるだけです。

体重にもよりますが、水分は飲料だけでなく食物にも含まれるので、飲料から摂取する水は1.5リットル~2リットルで十分といわれています。

3-3.漢方薬を飲む!

「西洋薬は副作用が心配」「尿漏れを根本改善したい」

そんな方には漢方薬がおすすめです。

一般的に、漢方薬は自然にある生薬を組み合わせて作られており、医薬品として効果が認められていますが、西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。

また、症状の緩和だけではなく、体質の改善に働きかけることで根本的な解決を目指すので、同じ症状を繰り返したくないという思いに応えてくれます。

バランスのとれた食事や運動などを毎日続けるのは苦手という方も、症状や体質に合った漢方薬を毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できます。

尿漏れに悩む女性におすすめの漢方薬をご紹介します。

<尿漏れに悩む女性におすすめの漢方薬> 

八味地黄丸(はちみじおうがん):体力中等度以下の方に用いられる漢方薬です。頻尿や尿漏れ、残尿感などのほか、腰痛などにも用いられます。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん):体力中等度以下の向けの漢方薬です。夜間頻尿のほか、腰痛や下肢痛にも用いられます。

ただし、漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶ事が大切です。体質に合っていない場合は、効果が出ないだけでなく、副作用がおきることもあります。購入時には、できる限り漢方に精通した医師、薬剤師等にご相談ください。

お手頃価格で不調を改善したい、という方には医薬品の漢方がおすすめ。スマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような新しいサービスも登場しています。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が話題です。

4.尿漏れに悩まない生活をとり戻しましょう!

尿漏れは恥ずかしさもあって、家族や友人であってもなかなか相談しづらい悩みです。しかし、その症状は今回紹介したような対処法や、漢方の力で改善できることがあります。漢方の専門家に任せれば、体質に合った漢方薬も見つけられます。

しっかり対処して、悩みなく外食や行楽に出かけましょう!

<この記事を書いた人>


医師 木村 眞樹子
医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事。
妊娠、出産を経て、産業医としても活動するなかで、病気にならない身体をつくること、予防医学、未病に関心がうまれ、東洋医学の勉強を始める。
臨床の場でも東洋医学を取り入れることで、治療の幅が広がることを感じ、西洋薬のメリットを活かしつつ漢方の処方も行う。
また、医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行なっている。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方): https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=221432a9sera0046

記事内に登場した「あんしん漢方」とは?
「お手頃価格で不調を改善したい」「副作用が心配」というお悩みをお持ちの方のために、医薬品の漢方を、スマホひとつでご自宅にお届けするサービスです。AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが最適な漢方を選別。オンラインでいつでも「個別相談」可能。しかも「お手頃価格で」ご提供。相談は無料。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方)

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