未知のチョコレートとの遭遇!
今年の「アムール・デュ・ショコラ」のコンセプトは“ショコラ・シアター”。国内外から約120のブランドが結集するという商品ラインナップです。まずは日本初上陸の2つのブランドを紹介しましょう。
ひとつ目は、スイス・ジュネーブで創業1875年という老舗「デュ・ロンヌ」です。同社のチョコレートは、原材料のカカオ豆の仕入れ、選別、焙煎、粉砕、調合、成形といったすべての工程を自社で一貫して行なう「ビーントゥバー」(Bean to bar)を追求する商品が特徴です。今回は、髙島屋のためだけに考案された、ホワイトチョコレートでコーティングした「ビークッシュ・ホワイト」が登場。さっくり香ばしい2層のフィリング(中身)と、優しいホワイトチョコレートの絶妙な組み合わせを楽しめる商品です。
もうひとつは、最近注目を集めるスタイリッシュなタブレット型チョコレート(板チョコ)を専門に手掛けるイギリスのブランド「アメリア・ロペ」です。今回の商品はミルクやコーヒー、ローズ、ライム&シーソルトなど、フレーバーごとに分かれたキューブ型のひと口サイズ。アロマテラピストの経験を持つショコラティエが生み出す、心まで癒す香りと味わいを堪能できます。
有名漫画の世界がチョコレートで登場!
百貨店×コミックという特別企画も、今回の目玉商品のひとつです。演劇の世界を舞台とする少女マンガ『ガラスの仮面』。1976年から現在も連載中という、人気作家・美内すずえさんの大ベストセラー作品です。「アムール・デュ・ショコラ」のカタログの巻末には、美内さん描き下ろしのオリジナル新作ストーリーが掲載され、その作中で主人公・北島マヤとライバルの姫川亜弓が競い合いながら作ったチョコレートを商品化。その特別なチョコレートと、これも作品に登場する“紫のバラ”をイメージしたチョコレートを楽しむことができます。マヤ・ショコラ4個入り1998円、亜弓・ショコラ4個入り1998円。エピーヌ紫のバラ4個入り1620円。
また、髙島屋新宿店には『ガラスの仮面』をテーマにしたカフェも設置され、期間限定のメニューも登場します。ファンならずとも楽しめる仕掛けが満載です。
ギフトには大人の味わいを!
目移りしそうなほど、幸せの香りに包まれる数々のチョコレートの中で、本命チョコにも義理チョコにも好都合なのが、「東北六県酒蔵 日本酒ボンボン」です。2011年の東日本大震災の翌年から、東北支援を目的に商品化されました。繊細な香りが魅力の日本酒、その味わいを活かすためにチョコレート生地にも日本酒を練り込んでいます。各県を代表する6つの蔵元の日本酒が口の中でふくよかに広がり、チョコレートとの相性もみごとです。
6種類はそれぞれ、青森県尾崎酒造「大吟醸 安東水軍」、宮城県佐浦「大吟醸 浦霞」、秋田県木村酒造「純米大吟醸 福小町」、岩手県あさ開「極上純米大吟醸 旭扇」、山形県後藤酒造店「特選大吟醸原酒 辯天」、福島県大七酒蔵「生酛特別純米酒 汲古」。左党の男性にもおすすめなので、ぜひ、それぞれの味を比べてみてください。
※料金はすべて税込み。
■髙島屋「アムール・デュ・ショコラ」開催期間
<関東>
新宿店/1月28日~2月14日(11階特設会場)
横浜店/1月30日~2月15日(8階特設会場)
日本橋店/2月3日~2月14日(8階特設会場)
柏店/2月3日~2月14日(本館地下2階特設会場)
カタログ掲載商品は髙島屋オンラインストアでも購入できます。http://www.takashimaya.co.jp/shopping/gift/valentinesday/
写真・文/関屋淳子
本誌『サライ』ライター。酒と桜をこよなく愛する虎党。女性トラベルライターの旅情報発信サイト『旅恋どっとこむ』(http://www.tabikoi.com)代表。近著に『和歌・歌枕で巡る日本の景勝地』(ピエブックス)ほか。