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講演後のビールとつまみが最高!(福澤朗の美味・料理コラム 第7回)

夕刊サライは本誌では読めないプレミアムエッセイを、月~金の毎夕17:00に更新しています。金曜日は「美味・料理」をテーマに、福澤朗さんが執筆します。

文・写真/福澤朗(フリーアナウンサー)

私はたびたび自治体や企業が主催する講演会に呼ばれて、コミュニケーション術についてお話をさせていただきます。90分の講演では、演台を置かずにあたかも予備校の先生のように、ホワイトボードと黒・赤のマジックペンだけで行ないます。

参加者の皆さんに発声練習をしてもらうなど、自分も動き回り、その間に大量の汗を放出します。夏はワイシャツがビショビショになるほどです。

そして、このあとのお楽しみは言わずもがな、ビール。講演があと30分で終わりそうだというあたりになると、僕のモチベーションはとにかくビール。そのために講演中も控室でも水分を摂りません。

講演が滞りなく終わり、着替えて、帰りの新幹線の駅か空港へ向かうわけですが、新幹線の場合は冷えたビールを2本ほど買って、乗り込んで出発とともにプシュー。飛行機の場合は空港のレストランでビールジョッキを一気飲み。我慢して我慢していただくビールは本当に旨い! 60兆の細胞がその瞬間に向けて高揚していく感じですね。これがたまらない。

ところでビールは不思議な飲み物で、30代後半でビールが美味しくなり始め、40代で磨きがかかり、今、50代で際限知らず。このまま60代を迎えるとどうなってしまうのだろう…というくらい好きになっています。

日本のビールは美味しいですし、僕の体質もビール好きの体になっているようですが、20代の頃はそれほど美味しいとは感じなかったですね。僕のまわりに聞いてみても、皆、同様の意見が多い。

もともとビールは苦いもので、人間の体は、苦みは害があるものと認識するわけです。しかしビールを飲むにつれて、体の中の後天的な学習能力によって、この苦味には爽快感が伴う、この苦さのあとには快楽が待っている、と学習して自分の体質が変わるのではないかと。そんな風にも感じています。

そしてビールのつまみです。新幹線の場合必ず購入するのが、なとりの「一度は食べていただきたい燻製チーズ」です。まろやかなスモークともっちりした食感で、これがめちゃめちゃ美味しい。ビールだけでなく日本酒にも合います。これさえあれば、というイチオシです。

あとはご当地的なものや乾きものを買う場合もあります。講演で用意されたお菓子を持ち帰らせていただき、車内で広げることもあります。たまに、冷えたビールが売ってないとか、終電で駅の売店が閉まっていた、というのはとても悲しい。ですので、帰りの駅・空港がどこかは重要なポイントになります。ちょうどいいのは、名古屋駅。海老せんべいや赤福も売っていますし、東京までの乗車時間も飲み過ぎないほどよい時間です。

話は変わりますが、北陸新幹線のグランクラス。2度、乗車しましたが快適ですよね。アルコールが飲み放題なので、もちろん、すべていただきました。そこで見つけたのが「すべらないコースター」。白くて薄い紙でできた丸いコースターなのですが、特殊加工がされているようで、グラスを置いてもすべらないんです。

これを購入したいのですが、どちらの業者さんが納品されているか、ご存知でしょうか? 若手芸人さんに配りたいんです、“すべらない”コースター、その名も“すべらないカミ様”を。

文・写真/福澤朗(フリーアナウンサー)
昭和38年、東京都生まれ。昭和63年、早稲田大学第一文学部を卒業し、同年、日本テレビ入社。在局中はアナウンサーとして、数々のヒット番組に出演。また「ジャストミート」「ファイヤー」等の流行語も生み出した。2005年7月、フリーアナウンサーに。趣味は、日本酒、鉄道、和菓子屋巡り。特技は卓球。

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