家族が集まる日に食べたい！ 家にある調味料で作る大皿中華｜えびと卵のチリソース、白い麻婆豆腐

写真・文／矢崎海里

連休に家族で集まる予定の方も多いのではないでしょうか。
１日３食の食事で何を食べるのか考えるのも疲れてしまいますよね。
家族が集まる日には、お寿司やすき焼きもいいですが、大皿の中華はいかがでしょうか。
今回は「中華料理の素」を使わず、家にある調味料で作れる定番中華のレシピをご紹介します。
辛くない味付けに仕上げているので、お子さんでも安心して食べられますよ。

えびと卵のチリソース

【材料】（２人分）
むきえび　８尾
片栗粉　大さじ1/2
溶き卵　２個分
長ねぎ　1/4本
しょうが（みじん切り）　小さじ1/2
にんにく（みじん切り）　小さじ1/2
★水　100ml
★ケチャップ　大さじ２
★鶏がらスープの素　小さじ1/2
水溶き片栗粉　適量
サラダ油　大さじ１
ごま油　大さじ1/2
青ねぎ（小口切り）　適量

【作り方】
１．むきえびに片栗粉をまぶす。長ねぎはみじん切りにする。
２．フライパンにサラダ油を熱し、溶き卵を入れ半熟になるまで炒め、一度取り出す。

３．２のフライパンの汚れをペーパーでふき取り、ごま油を熱してしょうが、にんにく、長ねぎを炒める。香りが立ったらえびを加えて炒める。

４．えびに火が通ったら★の調味料を入れ、沸騰したら水溶き片栗粉でとろみをつける。

５．２の卵を戻し、火を止める。ざっくり混ぜてうつわに盛り付け、青ねぎを散らして完成。

ケチャップ、鶏がらスープの素で作るチリソースのレシピです。
辛くないので、お子さんでも食べやすいレシピです。
辛くしたい場合は豆板醤を工程３で炒めて加えてください。

卵を入れることでボリュームアップ&まろやかになり、より食べやすい味付けになります。
卵は一度取り出して置いている間にも火が入るので、加熱しすぎないよう注意しましょう。

エネルギー：243kcal
食塩相当量：1.3g

しょうが香る白い麻婆豆腐

【材料】（２人分）
絹豆腐　１丁
豚ひき肉　100g
長ねぎ　1/4本
しょうが（みじん切り）　小さじ１
★水　200ml
★白だし　大さじ１
★鶏がらスープの素　小さじ1/2
水溶き片栗粉　適量
ごま油　大さじ1/2
ラー油　お好みで

【作り方】
１．絹豆腐は２cm角に切る。耐熱容器に入れ、かぶるくらいの熱湯（分量外）を注ぎ、ふんわりラップをして600Wの電子レンジで３分加熱し、水気を切る。

２．長ねぎはみじん切りにする。
３．フライパンにごま油を熱し、しょうがを炒める。香りが立ったら豚ひき肉を入れほぐしながら炒める。

４．ひき肉に火が通ったら長ねぎを加えてしんなりするまで炒め、★の調味料を入れる。

５．沸騰したら１の豆腐を加えて数分煮込み、水溶き片栗粉でとろみをつけて火を止める。お好みでラー油を加えて完成。

白だしで作る、優しい味わいの辛くない麻婆豆腐です。
にんにくは使用せず、しょうがを多めに入れています。
ラー油をお好みでかけることで、小さなお子さんから辛いものが好きな方まで幅広く楽しめるレシピです。
ラー油のほか、柚子胡椒もよく合いますよ。
多めに作って翌日は麻婆丼、麻婆あんかけラーメンなどアレンジもおすすめです。

豆腐はあらかじめ下茹でしておくことで、水分が抜けて崩れにくく、ぷりぷりに仕上がります。
味が染み込みやすくなるという利点もあります。
今回は電子レンジで手軽に下茹でできる方法をご紹介しました。
通常の麻婆豆腐を作るときも、ぜひ試してみてくださいね。

エネルギー：249kcal
食塩相当量：1.6g

＊　＊　＊

食材高騰の今、家にある調味料で作るレシピを押さえておけば、「中華料理の素」いらずで節約にもなります。
ゴールデンウィーク以外にもお盆やお正月など、人が集まる時期にぜひ活用してみてくださいね。

文／矢崎海里（やざき・かいり）
管理栄養士やフードスペシャリストなどの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。