日本に暮らす私たちにとって、お米は幸せのもと。「白いごはんがないと食事がはじまらない!」という方も多いでしょう。『JA全農が炊いた!「日本一うまいお米の食べ方」大全』(主婦の友社)は、お米のおいしい食べ方を365日考えているJA全農のお米の専任部署である米穀部による、お米のおいしい食べ方、楽しみ方を盛り込んだ“お米愛”にあふれた一冊です。
近年では、糖質制限で泣く泣くごはんを食べることを避けている人もいますが、実は優秀なタンパク質源でもあり、脳活、腸活にも貢献してくれます。日本のお米の自給率はほぼ100%。日本で2000年以上も栽培されている、堂々たる日本の主食である「お米」のおいしい食べ方をもっと知れば、人生の幸福度がさらに上がるはずです。今回は、手軽なのにごはんのおいしさを引き立ててくるプラスワンの「のっけ&かけごはん」を紹介します。
監修/JA全農 米穀部
ちょい足しで、白ごはんが100倍おいしくなる!
炊き立て、つやつやの白ごはんにプラスするだけで、箸が止まらなくなる「ごはん泥棒」なレシピを紹介します。
ねぎ塩ごま油の濃厚TKG
ごま油のコクと塩けが、ごはんの甘みを引き立てる!
【材料(1人分)】
・あたたかいごはん………茶わん1杯分
・卵黄………1個分
・刻みねぎ………10g
・塩………小さじ1/4
・ごま油………小さじ1
【作り方】
TKG(たまごかけごはん)といえばしょうゆが定番ですが、塩とごはんも好相性! 炊きたてごはんに卵をオン、塩を振ってぐるりとねぎを足します。これだけでもおいしいけれど、仕上げにごま油を少々たらせばコクと香りが出て、驚きの味わいに。藻塩や昆布塩など、塩を変えて味わってみるのもおすすめです。
トリプル発酵! キムチーズ納豆ごはん
発酵食品のかけ合わせで、うまみが増幅! 腸活にもおすすめ
【材料(1人分)】
・あたたかいごはん………茶わん1杯分
・納豆………1パック
・キムチ………5g
・粉チーズ………小さじ2
【作り方】
もはや日本の食卓の定番となった感のあるキムチ納豆。さらに粉チーズを振ると、新機軸の味わいに。発酵のうまみがかけ合わさり、えもいわれぬハーモニーを醸し、おなかの調子も上向きになります。キムチのかわりに、刻んだザーサイでアレンジしても抜群のおいしいさです。
お米党が推す、納豆ごはん推しの食べ方
ごはんと納豆の名コンビは、その懐の深さも果てしないもの。JA全農米穀部が推す、納豆ごはんの食べ方アイデアとは?
マヨネーズをちょい足し
納豆ごはんにマヨネーズをちゅーっとかけてまぜると、まろやかなコクがプラスされます。心なしか粘りが強力になって、うまみが増すような気も。卵黄や揚げ玉をプラスしたり、たれのかわりにポン酢にしてもおいしいです。
納豆に酢をまぜる
納豆にたれと酢小さじ1を加えてよくまぜる。一心不乱に「うまくなーれ、うまくなーれ」と念じながらまぜ、ごはんにかけていただく。さっぱりほどよい酸味が朝ごはんに最高。
自家製水キムチと合わせる
刻んだ白菜、にんじんなどを、ひと煮立ちさせて塩をまぜた米のとぎ汁につけ、発酵させて作る自家製水キム
チ。これをごはんにたっぷりのせ、よくまぜた納豆をかけて食べるとハマってしまうこと間違いなし。
細ねぎをこれでもかと!
小口切りにした細ねぎをたっぷりまぜて、青々した香りと納豆の独特の風味、ごはんの甘みを堪能します。ねぎに負けない存在感が欲しいので、納豆は大粒をチョイスすることをおすすめします。
とろとろスクランブルエッグと
たれとからしをまぜた納豆をごはんにのせ、半熟スクランブルエッグをのせていただきます。即席なのに、和風オムライスともいうべき、驚異的な完成度!
まぐろオクラ納豆ごはん
ぶつ切りのまぐろ、ゆでて小口切りにしたオクラ、納豆をよくまぜて。あれば刻んだたくあんを加えても最高です。そのままかき込むほか、のりで包んで食べても美味!
ゆずこしょうで大人の辛み
納豆といえばからしが定番ですが、ゆずこしょうもかなり合います! ゆずのさわやかな風味と鮮烈な辛みがプラスされ、ちょっと大人な雰囲気に。
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JA全農が炊いた!「日本一うまいお米の食べ方」大全
監修/JA全農 米穀部
主婦の友社 1,650円
JA全農 米穀部
JA全農(全国農業協同組合連合会)のお米の専任部署。日本全国の農家が丹精込めて作ったお米を、米卸売業者、米加工メーカー、飲食店や小売店などを通じ、消費者に届けている。また、農家にお米を安心して作り続けてもらえるよう、新品種の開発や経営改善につながる各種提案・サポートなども実施している。お米の消費量が年々減少する中、お米の魅力を知ってほしいという想いから、JA全農(全国農業協同組合連合会)米穀部による公式X(旧Twitter)アカウント「【JA全農】NO RICE NO LIFE(@noricenolife17)」を開始、お米に関するさまざまな情報を 「食べる」「知る」「楽しむ」の3つのテーマで伝えている。ごはんがおいしく食べられる簡単で作りやすいレシピが好評。