2015年の愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で大きな反響を呼んだ「ジブリの大博覧会」。魅力的な展示を加えてバージョンアップしながら5年間、全国11カ所を巡回し、昨年幕を閉じました。
来年秋、同公園内に「ジブリパーク」がオープンします。そのプレイベントとしてこの夏、各地を彩った全展示が勢ぞろいし、愛知県美術館で完結します。スタジオジブリ誕生から約35年の歩みをたどるポスターやグッズ、未公開の原画も注目です。(9月23日まで)
本展の見どころを主催のジブリの大博覧会実行委員会、田井勇輝さんにうかがいました。
「見どころは多数の愛知初登場を含む全国各地を彩った全展示が勢ぞろいすることです。また、大博覧会初登場となるジブリパーク紹介コーナーでは一足先に施設の雰囲気を味わえます。
愛知初登場の展示では2019年から加わった『風の谷のナウシカ 王蟲(オーム)の世界』が注目です。映画の王蟲や蟲が住む“腐海の世界”を、緻密な造形と圧倒的な迫力で立体表現しました。映画に入り込んだ気分になれるでしょう。
ジブリパークは愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)に開園する、スタジオジブリの世界観を表現した公園施設で、2022年秋から順次『青春の丘エリア』をはじめ計5エリアが誕生します。本展のジブリパークコーナーでは23年度オープン予定『魔女の谷エリア』の『ハウルの城』に焦点を当て、建築模型を初公開します。宮崎吾朗監督が造り上げる『ハウルの城』の一端に触れられます。
ジブリパーク開園まであと1年に迫った愛知県で今夏、スタジオジブリの約35年の歩みを辿るとともに、開園に向けて胸を弾ませていただければと思います」
大人も子どもも大好きなジブリの世界!! 会場でジブリワールドを満喫してください。
【開催要項】
ジブリの大博覧会 ~ジブリパーク、開園まであと1年。~
会期:2021年7月17日(土)~9月23日(木・祝)
会場:愛知県美術館 [愛知芸術文化センター10階]
住所:名古屋市東区東桜1-13―2
電話:050・5542・8600(ハローダイヤル)
特設サイト:https://www.ghibliexpo-aichi.com/
開館時間:10時から18時まで、金曜日は20時まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:8月2日(月)、16日(月)、9月6日(月)、21日(火)
料金:特設サイト参照(※事前予約制、美術館内でのチケット販売はなし)
アクセス:特設サイト参照
取材・文/池田充枝