ブルガリア(ネコの名前はなし)
(C)Mitsuaki Iwago

動物写真家・岩合光昭氏は、身近なネコをライフワークに約半世紀にわたり撮り続けています。2012年、NHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」の放送が始まるや、ネコ好きや旅好きを中心に、人気は不動のものになりました。

オルガのこどもたち(オス・メス) ベルギー
(C)Mitsuaki Iwago

「ネコは人間とともに世界に広まった。だからその土地のネコはその土地の人間に似る」
と語るように、岩合氏の「ネコ歩き」は人間に会う旅かもしれません。
このたび同番組が写真展となりました。(8月29日まで)

本展の見どころを東京富士美術館の学芸員、西野正恵さんにうかがいました。

ガゼット3才(メス) パリ
(C)Mitsuaki Iwago

「本展のメイン作品のモデルとなっている3才のガゼットは、パリ13区内の『花の街』を意味するシティ・フローラルという地域にある、綺麗な赤レンガ壁の家屋に暮らしています。彼女は毎朝、自宅の塀の柵に前足をかけて通りを見渡すことが日課です。

岩合氏は『ネコを美しく撮るためには、背景となる土地の環境、風土が大切。そのため、常に背景を気にしながら撮っている』と語ります。本展は『世界ネコ歩き』のタイトルの通り、ネコの目線で世界の街を歩いている気分になれる、そして、ネコを通してその土地の人々や風景を楽しめる内容になっています。

ラバ(2才半)とイヌのスヌーピー
ラバ(メス)スヌーピー(メス) パリ
(C)Mitsuaki Iwago

会期中は、『ご自慢のネコちゃん写真大募集』という企画や、Zoomによる無料のオンラインイベントも行いますので、あわせてお楽しみください(詳細は当館HP、SNS等でお知らせします)」

ネコちゃん写真大募集の企画、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

キアーラ3才(メス) ノルウェー
(C)Mitsuaki Iwago

【開催要項】
岩合光昭の世界ネコ歩き写真展 
会期:2021年6月1日(火)~8月29日(日)
会場:東京富士美術館
住所:東京都八王子市谷野町492―1
電話:042・691・4511
開館時間:10時から16時まで(15時30分受付終了)
※閉館時間は、緊急事態宣言中は通常より1時間早めています。解除後の情報についてはHPなどでご確認ください。
休館日:月曜日(ただし8月9日は開館)、8月10日(火)
https//www.fujibi.or.jp/
料金:HP参照
アクセス:HP参照

取材・文/池田充枝

 

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