人手不足の状況下で管理職が取り組むべきこと

管理職は人手不足の状況下でも、マネジメントを最優先すべきです。

人手不足解消のために管理職が取り組むべきことは以下の3つです。

(1)スキルアップの機会提供
(2)労働環境の改善
(3)「マニュアル」の整備

それぞれ詳しく解説します。

(1)スキルアップの機会提供

管理職は部下のスキルアップのために機会を提供しましょう。

部下一人ひとりのスキルを底上げできれば、労働生産性は向上し、人手不足を補填できるはずです。部下のスキルアップのために人材育成の投資を積極的に進めることは、結果的には大幅な業務効率化になります。

目の前の業務をこなしていくことだけに注力するのではなく、小さなことからでも部下に仕事や権限を与え、成長を促します。また、一人当たりの労働生産性を引き上げることが可能で、人手不足解消の糸口になりえるでしょう。

(2)労働環境の改善

人手不足の中、部下の離職を防ぎ、新たな人材の採用を増やすには、労働環境を整えることが重要です。

たとえば、以下に挙げることができていないようであれば、改善の余地があります。

・リモートワークをできる環境にあるか
・キャリアアップが可能な体制か
・顧客・社員の情報管理やセキュリティ管理がされているか
・法外な長時間労働を部下にさせていないか

部下が安心してのびのびと仕事ができる環境に改善することも、離職率の低下や採用面で重要になってきます。

(3)「マニュアル」の整備

管理職は部下の業務遂行に効果的なマニュアルを整備すべきです。

「マニュアル人間」と揶揄する言葉があるように、マニュアルを軽視する人が一定数います。しかし、マニュアルは、過去に同じ業務に関わった人たちの膨大な作業量や失敗の上に残っているものです。

たとえば、成果を上げた人の持つ好事例を「マニュアル」としてメンバーに共有すれば、業務の効率化につながります。マニュアルの良い点は、属人化を防ぎ、誰でもわかる・誰でもできる仕組みをつくれるところです。

人手不足で悩む組織にとっては、マニュアル通りに忠実に実行することで、最短で成長できる良い手段であるといえます。

まとめ

今回は人手不足の状況下で管理職がやってはいけないことや、管理職が取り組むべきことを解説してきました。人手不足の問題はさまざまな要因が合わさっているため、簡単に解消できるわけではありません。管理職としてできる限りの行動をして、組織の成果を上げられるよう、今回の内容をぜひ参考にしてみてください。

【この記事を書いた人】
識学総研 編集部/株式会社識学編集部です。『「マネジメント」を身近に。』をコンセプトに、マネジメント業務の助けになる記事を制作中。3,000社以上に導入された識学メソッドも公開中です。
・コンサルタント紹介はこちらから https://corp.shikigaku.jp/introduction/consultant

引用:識学総研 https://souken.shikigaku.jp/

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