ヒノキをはじめとする「木曽五木」が山々を覆う岐阜県中津川市では、昔から木製品が盛んに生産されてきた。この地に本社を構えるヤマコーでも全国の名だたる旅館やレストランが愛用する木製の器を作っており、中でも自慢の逸品が天然木の湯豆腐桶だ。
桶は巧みな技術を持つ職人の手作り。伝統的な製法で繊細に木を接ぐため、水は一切漏れない。熱くなる銅壺にも綿密な加工を施しており、安心・安全に使うことができる。
同社営業担当の尾関 晃氏は、一般の家庭でも気軽に使い、本格的な湯豆腐を味わってほしいと語る。
「天然木の保温効果と炭火の安定した火力が温度の急激な変化を抑えるため、普通の鍋や土鍋で炊くよりも、好みの温かさと柔らかさを保てます。木の香りがほんのりと移った湯豆腐は、どなたにもご満足いただけると思います」
使い方は簡単。まず、ガスコンロなどで火をおこした炭を銅壺に入れ、つけ汁を注いだ付属の汁次をセットして湯を張る。湯気が立ったら豆腐を入れ、ゆらゆらと動き始めたら食べごろ。汁次にも熱が伝わるため、湯豆腐のできあがりと同時にいただける寸法だ。
高級旅館さながらの桶で食べられること自体、贅沢の極み。陶製の汁次は燗付け器としても使えるので、湯豆腐を肴に熱燗を楽しむこともできる。
【今日の逸品】
一人用角型湯豆腐セット(木炭専用)
ヤマコー
52,800円~(消費税8%込み)