今や仙台名物となった牛タンは、戦後間もなく、仙台市内の繁華街の焼き鳥店主人が牛タン焼きの専門店を開業したことに始まる。当初は一部の愛好者や酔客が「締め」に食べる程度であったが、高度成長期以降、仙台への転勤族や単身赴任者などの口コミやマスコミでの紹介が増えるにつれ全国的に知られるようになり、また仙台市内で牛タンを供する店も増えていった。
そんな仙台名物・牛タンの数ある製品の中でも独特の個性を放つ逸品が、牛タン専門店「陣中(じんちゅう)」の『牛タン丸ごと一本』シリーズだ。同店の牛タンは、162時間もかけて二段階による熟成を行なっているのが特徴。独自の塩麹ダレにじっくり漬け込んだ後、さらに低温熟成させることで、やわらかな肉質と、濃厚な旨みを引き出している。
『牛タン丸ごと一本塩麹熟成』は、スライス済み。解凍後、焼くだけで本場仙台の牛タン焼きを家庭で楽しめる。肉汁溢れるタン元から、赤身だがコクのあるタン中、タン先まで、牛タンのすべての部位の味わいを堪能できるのも人気の所以だ。
また、『麹つけ込み牛タン丸ごと一本塩麹熟成』はブロックで、「陣中」が開発した特許製法の低温加熱処理が施されているため、解凍後、そのまま薄くカットして、サラダの具材にするのもおすすめ。分厚く切ってフライパンで焼けば、絶品のタンステーキとなる。
ビール片手に酒肴として楽しむもよし、麦飯とテールスープを合わせて仙台流「牛タン定食」を楽しむもよしだ。
【今日の逸品】
牛タン塩麹熟成
陣中
牛タン丸ごと一本塩麹熟成/9400円
麹つけ込み牛タン丸ごと一本塩麹熟成ブロック/8000円
(消費税8%込み)