家から出てはいけないバリの新年“ニュピ”を過ごした翌日は、沐浴に向かうバリの人々とともにお寺にお参りに。バリのニュピ体験記も今回が最終回。美しい棚田や絶品のアヒル料理などバリの見所や料理、人々の暮らしぶりを紹介します。
バリの初詣? 沐浴場は大混雑!
たった一日、ホテルから出ないだけでも、なんだか外の世界が新鮮です。バリの人たちにとっても、静かに過ごす新年“ニュピ”の翌日は、着飾って初詣へ。私も、地元の人に習って、ウブドから車で1時間くらいの場所にあるバリ・ヒンドゥー教のお寺「ティルタウンプル寺院」に行ってきました。
お母さんにお化粧をしてもらった小さな女の子や正装である美しいクバヤを着た女性が歩いていて、なんとも華やかです。流れに沿って歩いてくと、沐浴場に到着しました。
聖水が豊富に湧き出ることから「聖泉の寺院」とも呼ばれている古いお寺で、沐浴場として有名なのですが、塀の上から覗いて見るとすごい人! すき間もないくらいぎっしりです。静かに身を清めるというよりも、「冷たい!」とキャッキャッと騒ぐ子どもたちの声が響き、大にぎわいのプールにいるようです。それでも、沐浴を終えた家族たちはさっぱりと満足そうでした。