汚れたアヒル? いいえ、おいしいアヒルです!
いくつかの棚田を通り過ぎウブドへ到着。ランチにぜひおすすめしたいのが、アヒル料理の老舗『ベベッ・ブンギル』です。店名の意味は、なんと「汚れたアヒル」(Dirty Duck Diner)!
いったいどうしてそんな名前をつけたのか、首をひねってしまうのですが、オーナーさんが店を始めるとき、名前を考えていたら、たまたまアヒルが入ってきたので、そのまま店名にしたのだとか。「太ったアヒル」などにしたほうが美味しそうに聞こえるのですが、正直な人だったのでしょうね。
店の入り口から中庭に入ると、大きなトカゲ!とギョッとしましたが、よく見ると石像でした。苔がついて、まるで本物のように見えます。2階に上がると店の裏手は広大な田んぼ。アヒルが歩いていますが、捕まえるのでしょうか? お店の人に聞くと、「ここのアヒルではなくて養殖しています」とのこと。
インドネシアのスパイスを使い、じっくり揚げたアヒルの素揚げが定番メニュー。皮はパリパリ、肉は柔らかく、噛み締めると肉汁がじゅわっと出てきます。そのままでも充分おいしいのですが、サンバル(チリソースの一種)をつけるとビールによく合います。