占星術研究家・水晶玉子さん 撮影/伏見早織(世界文化ホールディングス) ヘア&メイク、着付け/瑳峨直美

“当たりすぎる”と絶賛される占い師・水晶玉子さん。独自のオリエンタル占星術、西洋占星術、そして十干十二支(じっかんじゅうにし)などを組み合わせて占い、ポジティブなアドバイスと難の避け方を解説。

今回は、『水晶玉子 開運・和暦ダイアリー2025』(世界文化社)の発刊を記念した特別インタビューを敢行。「2025年は、世の中が目に見える形で変わります」という水晶さんに、未来予想と、「今すぐ」やりたい、開運アクションをご紹介いただきました。

取材・文/前川亜紀

2025年は攻めの姿勢を取り続ける

――昨年末の本誌のインタビューで、水晶さんは「2024年は隠されたことが明るみに出る」とおっしゃっていました。その言葉通り、自民党の裏金問題、大谷選手の元通訳の違法賭博問題、ほかにも企業不祥事、有名人のセクハラ・パワハラ告発などが相次ぎました。

水晶玉子さん 2023年から始まった「浄化」の流れは、2025年も続きます。これは個人にも及ぶので、家族や会社に隠していることがある人は、2024年のうちに告白するなり、秘密のうちに解決するなりして、今後の対策をとるといいでしょう。傷が浅いうちに対処し、立ち上がることが大切です。

というのも、2025年は「乙巳(きのとみ)」の年ということもあります。この「乙」(きのと・木の弟)は、「草花があっという間に地表を覆い尽くす」という強い力があります。つまり、情報が一気に広まってしまうという流れが起こりやすい。いいことも広まりますが、悪いことのほうが情報の伝播力は高い。さらに、干支は巳(み)です。巳は五行では「火の気」。野火のように燃え広がることが予測されます。

ほぼ黒一色だった盤面が、一気に白に変わるようなことが起きるはずです。

以上のことから、2025年も隠されていたことが明るみに出て、「目に見える形で、世界や環境が変わる」と感じる事象が、世界全体で起こるでしょう。

社会システムの変化、法律の改正や制度の見直しなどもありそうです。あなたの暮らしや仕事に関わる法律や仕組みについて、今のうちから概要を押さえたり、動向をチェックすることが自衛に繋がります。

そうそう、巳はお金に縁が深い干支。税金や助成金などの仕組みや金額が変わるかもしれません。

世の中全体だけでなく、あなた自身が潜在的に考えていたことが、現実となって動いていく年でもあるので、願望や理想は、2024年のうちに明確にしておきましょう。巳年の開運の基本は、素早くしなやかに動くこと。これにより、願望が現実になります。このパワーを使って、理想を叶えてください。

――2025年は、世の中も身の回りも一気に変わる1年。変化に取り残されないためには、「攻めの姿勢を取り続けること」でしょうか。

水晶玉子さん そうです。「前例を踏襲して」とか「今までと同じ通り」などという考えを持っていると、気付かぬうちに多くのものを失ってしまう可能性があります。

契約更新や仕事の依頼内容などは、細かいところまでチェックし、違和感を覚えたり、理不尽だと思ったら意見を言いましょう。正面から戦わなくても、相手の言うことを鵜呑みにせず「こっちの可能性はありませんか?」などと提案するなど、小さなことでいいんです。

あとは守るよりも攻める方向にかけること。その場合は、小さなことにこだわらないことが大切です。守りにこだわっていると、変化に乗り遅れる可能性も。物事のマイナス方面にとらわれずに、変化を楽しむこともお忘れなく。たとえ、その瞬間に損をしたと思っても、経験はあなたの宝になります。

2025年1月は吉日が多く一粒万倍日は、1月7日、10日、19日、22日。次ページに続きます

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