バンコクからビーチリゾートのパタヤへ。果樹園でドリアンを食べたり、タイの“サグラダ・ファミリア”に驚いたり。日本では経験できないワニ釣りにも挑戦。タイ旅行記後半では、ややワイルドなタイの楽しみ方をご紹介します。
首都バンコクで、お寺や夜景を楽しんだ翌日は、車で2時間ほどのビーチリゾート、パタヤへ向かいます。その途中で、ぜひ立ち寄ってほしいのが、トロピカルフルーツの産地として有名なラヨーン県の「スパットラランド」。園内をトラムで移動しながら、ランブータンやスターフルーツ、マンゴーやパパイヤなどを試食させてくれるタイ人に人気の果樹園です。
スタッフが季節のフルーツをどんどん剥いてくれますが、欲張ってお腹いっぱい食べてしまわぬようご注意を。なぜならこれは前菜、メインディッシュが待っているのです。そうとは知らず、欲張ってお腹いっぱい食べてしまった後に、またトラムに乗せられ連れて行かれたのがドリアンコーナー! 果樹園のお兄さんが、次から次へと“果物の王様”を大きなナタで、バシバシ割ってはお客さんに配っています。
鼻をつまみながら近づくとお兄さんが「新鮮なのは臭くないよ!」と笑って、大ぶりのドリアンを私にもくれました。お腹はいっぱいでも、ドリアンは別腹。恐る恐るクンクンかいでみると、予想に反して、甘く上品な香り。ガブリとかじりついてみれば、“森のバター”と言われるように、ねっとり濃厚な味がします。フルーツというよりもクリーミーなチーズのようです。