「ただいま」と言いたくなる国～タイ 後編（パタヤ）

■ふたつの顔を持つパタヤへ

夕方、太陽が沈む頃、ようやくパタヤに到着。海岸通りには高級ホテルや大型ショッピングセンターなどが立ち並らび、ハワイのように明るい雰囲気です。この海岸通りは、国際パタヤマラソンのメインストリートでもあります。星が輝く真夜中にスタートし、朝日を体いっぱに浴びながらゴールインするという南の国ならではの“明け方マラソン大会”。

私も早朝、ホテルを抜け出して応援に行ったのですが、ランナーとのら犬が一緒に走っていたり、踊りながら応援している陽気な地元の人もいて、ほのぼのとした大会でした。

 しかし、そんな健康的でさわやかな海岸通りから、一本裏の通りに足を踏み入れれば、ごちゃごちゃした屋台が並ぶ市場やマッサージ屋さん、美女がウインクして待つバーがひしめき合う、やや猥雑な“夜の街”。そんな“ふたつの顔”を持つのがパタヤの魅力なのかもしれません。