国内屈指の銅製品専門メーカーが開発した「湯たんぽ」
金属加工が盛んな新潟県燕市で昭和34年に創業した「新光金属」は、高度な技術を駆使してさまざまな暮らしの道具を生み出す国内屈指の銅製品専門メーカーだ。
同社が銅の特性を活かして昭和62年に開発したのが、この湯たんぽである。銅はアルミの約2倍、鉄の約5倍ともいわれるほど熱伝導率が高い。そのため、付属の専用袋に入れて使えば、約93℃のお湯(本体温度88℃)で10時間経過しても本体温度を約45℃に保つことが可能なのだ。
「熱伝導率が高いとお湯の温度はすぐに外部へ伝わるため、熱が袋や布団へ行き渡ります。さらに体温などの熱を取り込んで、温かさが持続するのです。電気を使わずにお湯の温度だけで、優しく体を温めてくれます」と、同社の岡田智さんは語る。
口金は温度変化による内部の気圧差を解消できる「減圧弁」付きなので、蓋の開閉が簡単にできる。また、銅は抗菌作用にも優れているためいつも清潔に使えるうえ、耐久性があるので長く愛用できる。
用途別にタイプは2種類。昔の湯たんぽを彷彿とさせる大きな小判形は、就寝時や読書タイムにおすすめ。持ち運びしやすい小振りの丸形は、キャンプなどアウトドアでも活躍する。
使うほどに深みある色合いになり、それもまた銅の魅力である。
【今日の逸品】
純銅湯たんぽ
新光金属
13,200円~(消費税込み)