2年ぶりの新年会シーズンがやってまいりました。年末の忘年会と同様に、 新型コロナウイルスへの感染予防があることから、これまでとは趣が異なるのは致し方ありません。ですが、忘年会や新年会といえば、やはりお酒です。ついつい飲み過ぎたことが原因の思わぬハプニングや、まさかの出来事を経験した人も多いのではないでしょうか。今回は、株式会社カクヤス(https://www.kakuyasu.co.jp)が、お酒好きな方を対象に、「お酒による失敗談」についてアンケート調査を行いましたので、ご紹介します。
長引いた自粛期間のせいでお酒に弱くなった、という話も耳にする昨今、どんな失敗談があるのでしょうか。
お酒の失敗談保持者は93%!
まず、「これまでにお酒を飲み過ぎて失敗したことがありますか? 」と聞いてみたところ、ささいな失敗からそれなりの失敗、果ては人に言えないほどの大きな失敗まで、実に93%から「ある」の回答が得られました。「私、失敗しないので」と断言できるほどの、「ない」派はわずか7%です。お酒好きに失敗談はつきもの、といえそうです。
次に「お酒を飲みすぎてどんな失敗をしましたか? 」と質問しました。最も多かったのは「記憶をなくした」で、2位が「電車を乗り過ごした」でした。この二つが飛び抜けて回答率が高く、6割以上の人が経験しています。
回答項目以外で目立ったものといえば、「寝てしまった」です。お酒を飲んでいたら、いつのまにか眠ってしまった人は少なくないようです。「気がついたら道ばたで寝ていた」「公園ベンチで寝ていた」「気持ちよくてマンション共用部分で寝ていたが、自分の部屋の前だと思っていたら、ワンフロア下だった」という回答もありました。
「お酒は適量に」とはいうものの、適量を超えて飲み過ぎてしまうために失敗を犯してしまうものです。ですが、お酒好きの人たちは自分の適量を知らないわけではありません。
「自分の適量を知っていますか? 」との質問には、「知っている」は31%、「だいたい知っている」は65%で、両者を合わせるとなんと96%にも上ります。わかっているのに、ついつい飲んでしまうのがお酒なのです。それゆえ「二日酔いがひどくて会社を早退した」という人もみられました。お酒好きにとって、二日酔い対策は永遠のテーマのようです。
お酒による失敗エピソードは尽きない
そして、「最大の失敗はどんなものですか?」と聞いてみると、笑えるものから、冷や汗が出てしまうものまで、さまざまな内容のエピソードが集まりました。
「山手線3周半」や、「横浜住まいなのに起きたら西川口だった。豊田、高尾の経験もある」などは、まだまだかわいく聞こえるほどです。「ベランダから飛び降りて両足のかかとを骨折」「酔っ払って転んで前歯を折り、インプラントになった。100万円以上の出費でした」など、いろんな意味で痛い目に遭った人もいました。
さらに上をいく強者はこちらです。「主人にもらったブルガリの指輪を、もらって2日後の飲み会の帰り、電車で落としてなくしました」「バッグ、財布、携帯、鍵、実印とお金と記憶がなくなりました(途中、略)不正利用され、妻にはこっぴどく叱られました」などは自分自身のみならず、家族にも迷惑をかけたようですから、ダメージは大きいですね。
次の質問では「お酒で失敗した自分に対してどう思いますか? 」と聞きました。最も多かったのは、「今後は飲み過ぎないように気をつけよう」で59%。「もうお酒は飲みたくない」と頭を抱える人は4%とごくわずかでした。「お酒が好きだから仕方ない」と開き直る人は24%とそう少なくはありません。
結局のところ、お酒で失敗してもくよくよせず、言い訳せず、お酒を楽しむことをやめない方が、「お酒好き」なのでしょうか。
失敗に対する周囲の反応は3パターン
今回のアンケートでは、お酒で失敗したとき、周囲はどんな反応だったかも聞いています。失敗の程度にもよりますが、回答結果から周囲の反応は、大きく3つに分類できました。
まず、笑って受け入れてくれるケースです。「爆笑してました」「笑い話にしてもらえたので気が楽になった」「笑って、また飲もうと言ってくれた」などです。笑って許してもらえるうちは、まだ失敗の程度は軽いものなのでしょう。
2つめは、気遣ったり共感したり、歩み寄ってくれるケース。「心配して介抱してくれた」「酔っ払った時はお互いさま! 」「『そんなときもある』の一言」などでした。自己嫌悪になりそうなほどの失敗を犯した時の、やさしい言葉ほど身に染みるものはありません。「もういい加減気をつけてね、って子どもたちに言われました(汗)」という回答もありましたが、子どもからの一言は胸をつかれそうです。
3つめは、叱ったり、きつい言葉や態度をとられたりするケース。「あきれられ、叱られた」「次、泥酔したら離婚」「人がどんどん離れていった。失った信用は戻らない」などです。ここまでくると、失敗の程度も最大級といったところでしょうか。
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なにかとお酒を飲む機会の多いこの季節、くれぐれも盛大な失敗はしないように気をつけたいものです。「お酒は楽しくほどほどに」が最適ですが、今はコロナ対策が必要な期間でもあります。慎重な行動をとりながら、気持ちの良い息抜きができる時間を過ごしたいものです。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
調査期間:2021年11月22日(月)~11月25日(木)
回収サンプル数:199