会社の飲み会に参加したがらない、乾杯もソフトドリンクですませる……など、近ごろ若い世代を中心に、無理にアルコールを飲まない人が増えているという。そんな、若い世代のアルコール離れについて世間はどう思っているのか? ワイン関連のニュースやコラム、世界各国のワインの産地の情報などを発信しているワインバザールが、20歳以上の男女2175人を対象に「若い世代のアルコール離れ」に関する調査を実施した。その調査結果を紹介する。
お酒を飲む頻度について
ワインバザールが行なった調査によると、お酒を飲む頻度が「ほとんど飲まない」(15.4%)または「まったく飲まない」(24.7%)と答えた人は、全体の4割にのぼった。
お酒を飲まない理由
「ほとんど飲まない」または「まったく飲まない」と答えた人に、お酒を飲まない理由について聞いてみた。すると「そもそも好きではないから」(40.8%)という回答が最も多く、次いで「体質的に受け付けないから」(30.4%)、「美味しいと思えないから」(29.7%)となった。
若い世代のアルコール離れについてどう思うか?
次に「若い世代のアルコール離れについてどう思うか」を尋ねている。すると「気にせずソフトドリンクを飲めばいい」は76.6%、「飲みたくないのに無理に飲む必要はない」は82.0%が「当てはまる」と回答。お酒を飲まない人に対する理解は進んでいるようだ。
一滴も飲まないのは場がしらける?「当てはまらない」56.2%
一方、若い世代のアルコール離れについて否定的な意見はどのくらいあるのか。「飲みニケーションは必要だ」に「当てはまる」と答えた人は約6割だったが、「一滴も飲まないのは場がしらける」に「当てはまらない」と答えた人は約5割にとどまった。
昭和の時代は「とりあえずビール!」が当たり前だったが、時代の移り変わりと共にアルコールとの付き合い方にも変化が生じている。お酒を飲まない人への理解も進み、お酒を飲まない=ノリが悪いといったマイナスなイメージを持つ人は少ないようだ。
文/鳥居優美