「再婚したい」と思っている方は6割近くに上る!?
昨年世界を震撼させた新型コロナウイルスの感染拡大ですが、2021年へと入った現在も収束するどころか、変異株の感染拡大など、私たちをさらなる恐怖に陥れています。
未曽有の事態によって、私たちの生活も大きく変化しましたが、“コロナ離婚”という言葉を耳にしたことがある方も多いと思います。
実は、2020年の離婚件数自体は2019年よりも減少しているのですが、例年2月~3月にかけて増加していることから、2021年もこれから増加する可能性があります。
※参照:厚生労働省 人口動態統計速報(令和2年11月分) https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2020/11.html
2020年に離婚した方々は、どのような背景で離婚という選択をしたのでしょう?
そこで今回、エン・ジャパングループが運営する結婚相談所「エン婚活エージェント株式会社」(https://en-konkatsu.com/)が行った、2020年に離婚した20代~40代の男女を対象に、「2020年の離婚」に関する調査から、その結果をご紹介しましょう。
「結婚〇年が離婚しやすい」とは言い切れない!?
まずは、どれくらいの結婚生活を経て離婚に至ったのかを聞いていきたいと思います。
「結婚してから何年で離婚に至りましたか?」と質問したところ、
『3年~4年未満(16.0%)』という回答が最も多く、次いで『2年~3年未満(14.4%)』『1年~2年未満(13.8%)』『10年以上(13.7%)』『4年~5年未満(10.7%)』『1年未満(9.8%)』と続きました。
1年~4年の結婚生活を経て離婚に至った方が多いようですが、結婚後10年以上が経ってから離婚に至るケースも少なくないことが分かりました。
「熟年離婚」という言葉がありますが、長い年月を一緒に過ごす中で夫婦間の溝が徐々に深まっていき、それが埋められずに離婚という選択をする方も少なからずいらっしゃるようです。
■以降の結果はこのようになりました
『5年~6年未満(7.9%)』『9年~10年未満(4.5%)』『6年~7年未満(4.1%)』『7年~8年未満(3.2%)』『8年~9年未満(1.9%)』
結婚後1年未満という短い期間で離婚に至った方もいらっしゃるようです。
離婚に至った理由ランキング 最大の理由とは?
離婚に至るまでの期間が分かりましたが、では、どのような理由で離婚に至ったのでしょうか?
続いて、「離婚に至った理由を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、以下の結果となりました。
■離婚に至った理由ランキング
第1位:『性格が合わない(55.6%)』
第2位:『異性関係(17.0%)』
第3位:『DV・モラハラ(16.2%)』
第4位:『金銭トラブル(14.0%)』
第5位:『性的不調和(13.5%)』
第5位:『家事や子育てに非協力的(13.5%)』
第7位:『親族との不仲(10.1%)』
第8位:『飲酒トラブル(9.9%)』
半数以上の方が『性格が合わない』ことを理由に、離婚に至っていることが分かりました。
例え夫婦と言えど、ある意味他人でもありますから、幸せな結婚生活を送るには相手の性格が非常に重要と言えそうです。
また、不倫や浮気などの『異性関係』や、『DV・モラハラ』といった物理的・精神的暴力に耐えかねて離婚に至った方も少なくないようです。
そのような行為に至る相手と一緒にいても、幸せな結婚生活からはどんどん遠ざかってしまいますから、離婚を決意するのも当然と言えるでしょう。
■離婚に至った最大の理由とは?
・子供を可愛がらない。いつも自分優先(20代/女性/埼玉県)
・コミュニケーション不足による性格不一致。基本的価値観を共有できなかったこと(30代/男性/沖縄県)
・コロナで収入が減り暴力をふるうようになった(30代/女性/熊本県)
・一緒にいる時間が長くなって考え方のずれをより感じたから(40代/女性/千葉県)
・性格の不一致と相手側の不貞行為(40代/男性/兵庫県)
などの回答が寄せられました。
コロナ禍が離婚に至る原因を作ってしまった方もいらっしゃるようです。
長期間の交際を経て結婚しても離婚に至る…?
離婚に至った理由のTOPは『性格が合わない』ということが分かりました。
また、先の質問では、結婚後1年~4年程度で離婚に至った方が多いことも分かりましたが、では、どれくらいの交際期間を経て結婚した方が多いのでしょうか?
そこで、「結婚前の交際期間を教えてください」と質問したところ、
『1年~2年未満(25.8%)』という回答が最も多く、次いで『2年~3年未満(20.7%)』『3年~4年未満(15.0%)』『1年未満(13.1%)』『4年~5年未満(12.1%)』『5年~6年未満(6.4%)』と続きました。
交際開始から1年~3年で結婚した方が多いようです。
■以降の結果はこのようになりました
『6年~7年未満(2.8%)』『10年以上(1.8%)』『7年~8年未満(1.4%)』『9年~10年未満(0.7%)』『8年~9年未満(0.2%)』
10年以上の交際期間を経て結婚した方もいらっしゃるようですが、殆どの方が交際開始から長くても5年未満で結婚していることが分かりました。
1年~3年程度、長くても5年程度交際すれば、相手のことを理解できたと思う方が多いのかもしれません。
では、いざ結婚生活が始まって以降、
「付き合っている時はこんな人じゃなかったのに…」
「結婚してからまるで態度が変わってしまった…」
なんて経験はしているのでしょうか?
そこで、「交際時と結婚後でパートナーの性格や態度などが変わりましたか?」と質問したところ、7割近くの方が『大きく変わった(31.0%)』『やや変わった(36.4%)』と回答しました。
多くの方が、結婚後にパートナーの性格や態度が変わってしまったと感じている実態が見えてきました。
■結婚後にパートナーの性格や態度が変わってしまいました…
・愛されなくなった。無感情になり、コミュニケーションがかなり減った。愛想悪い(20代/女性/北海道)
・優しく、私を一番に思ってくれて私自身をを肯定してくれていたが、そうではなくなった(30代/女性/大阪府)
・全てにおいて自己中心的な考えや態度になったこと(30代/男性/広島県)
・結婚した途端私に対して不満があるのか毎日責め続けられるようになった(40代/女性/千葉県)
・知らない部分が如実に現れてきた(40代/男性/東京都)
などの回答が寄せられました。
交際期間中に相手のことを理解・把握した上で、
「この人と結婚したい」
と思って結婚した方が殆どだと思いますが、実際は、交際期間中には見えない部分も男女ともに意外と多いようです。
幸せな結婚生活を送るには、相手のことを慎重に見極めることが非常に重要と言えそうです。
【一度は失敗したけれど…】やっぱり再婚したい!?
結婚前の交際期間、そして結婚後に相手が“変わってしまった”かどうかが分かりました。
一定の交際期間を経ても、結婚するまでは相手の本当の性格が分からない…というのが実情と言えそうです。
そして、結婚後にパートナーの本当の性格を目の当たりにしてしまい、結果的に離婚に至る方も多いようです。
ですが、例え一度や二度結婚生活に失敗したとしても、その後に素敵な相手と出会い、幸せな結婚生活が待っているかもしれません。
では、離婚を経験した方のうち、“再婚したい”という方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
そこで、「再婚したいと思いますか?」と質問したところ、6割近くの方が『絶対に再婚したい(16.7%)』『良い人がいたら再婚したい(41.4%)』と回答しました。
再婚して幸せな結婚生活を送りたい方は、やはり多いようです。
確かに、一度は離婚を経験している訳ですが、その経験があるからこそ、それを活かすことができるとも言えますから、素敵な相手を見つけて、ぜひ幸せを掴み取っていただきたいです。
再婚に向けた婚活状況は…?
再婚を望んでいらっしゃる方は多いことが分かりましたが、では、将来の再婚に向けて、“婚活”を行っている方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
前の質問で、『絶対に再婚したい』『良い人がいたら再婚したい』『どちらともいえない』と回答した方に、「婚活はしていますか?」と質問したところ、8割以上の方が『現在婚活中(19.8%)』『これからする予定(39.1%)』『当面はしないと思うがいずれはする予定(27.4%)』と回答しました。
再婚に向けて既に婚活を行っている方、これから婚活を行う予定の方は非常に多いようです。
ただ、ひと口に“婚活”と言っても、その方法は多岐に渡ります。
数多くある婚活方法の中でも、どのような方法が良いと思っていらっしゃるのでしょうか?
前の質問で、『現在婚活中』『これからする予定』『当面はしないと思うがいずれはする予定』と回答した方に、「婚活するならどのような方法がベストだと思いますか?」と質問したところ、 『マッチングアプリに登録する(27.0%)』という回答が最も多く、次いで『婚活パーティーに参加する(オンラインを含む)(20.9%)』『結婚相談所に登録する(オンラインを含む)(20.0%)』『友人・知人に紹介してもらう(12.8%)』『運命的な出会いを待つ(7.8%)』と続きました。
スマホなどから簡単に登録できる『マッチングアプリ』の支持率が高いようです。
また、実際に異性の方と顔を合わせて(オンラインの場合はカメラを通して)お話しができる『婚活パーティー』や、それに加えて専門家のサポートやアドバイスなどが受けられる『結婚相談所』がベストだと思う方も比較的多いことが分かりました。
■以降の結果はこのようになりました
『合コンに参加する(オンラインを含む)(7.3%)』『お見合いする(2.6%)』『家族・親族に紹介してもらう(1.6%)』
【次は失敗したくない!】婚活する上で重要なサービスとは?
再婚に向けた婚活状況、そしてベストだと思う婚活の方法が見えてきました。
では、婚活をしていく上で、どのようなサービスを重視しているのでしょうか?
そこで、「婚活する上で重要だと思うサービスを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『希望に合う人を紹介してくれる(35.1%)』という回答が最も多く、次いで『悩みを相談しやすい(32.5%)』『プロがアドバイスやサポートしてくれる(30.1%)』『成婚に向けた的確なアドバイスがもらえる(26.9%)』『仮交際中は複数の相手と同時進行できる(16.7%)』『結婚に対して真剣な人だけが登録している(12.3%)』と続きました。
婚活中はさまざまな悩みや課題が出てくるでしょうから、ご自身の希望に合う人を紹介してくれることはもちろん、悩みを相談しやすい環境や、婚活のプロがアドバイスやサポートしてくれる環境を望んでいる方が多いようです。
客観的な目線で捉えてくれる“第三者”の存在が、婚活そして幸せな結婚には欠かせないと言えそうです。
不安な方はプロのアドバイスやサポートが受けられる婚活をしましょう!
今回の調査で、2020年に離婚した方の、離婚に至った経緯や背景が見えてきました。
“コロナ離婚”という言葉を見聞きすることも増えましたが、新型コロナウイルスが離婚の直接的な理由ではなく、コロナ禍による働き方の多様化や生活様式の変化に伴い、これまでよりもお互いの性格の違いが露呈したことが、離婚に至る大きな理由のようです。
結婚後は幸せな人生を送りたいのがみなさんに共通する思いでしょう。
ですが、夫や妻もある意味では“他人”ですから、結婚後に
「こんな人だとは思っていなかった…」
と初めて気づくこともあると思います。
人間ですから、どのようなことでも失敗することは必ずあります。
それが結婚生活で起こる可能性も当然あり得ます。
ですが、例え一度や二度離婚したからといって、幸せな結婚を諦める必要なんて全くありません。
素敵な相手は必ずいますし、幸せな結婚生活も必ず待っています。
現に、幸せな結婚生活を手に入れるために、既に“婚活”をしている方も少なくないことも分かりました。
とは言っても、次も失敗しないか不安が募るという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、結婚相談所など、プロのサポートが受けられる婚活方法で、近い未来の幸せを掴み取ってください。
調査概要:「2020年の離婚」に関する調査
【調査期間】2021年2月8日(月)~2021年2月9日(火)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,061人(男性564人、女性497人)
【調査対象】2020年に離婚した20代~40代の男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ