6位 知床(しれとこ)<北海道>
知床八景と呼ばれる、知床五湖、知床峠、オシンコシンの滝、カムイワッカ湯の滝、フレペの滝、オロンコ岩、夕陽台、プユニ岬が人気の観光地。
知床の原生林に囲まれた知床五湖には高架木道があり、湖や知床連山の見事な眺めが楽しめます。例年9月下旬頃からカエデ、ナナカマドなどが色づきはじめ、湖面に映る紅葉の美しさは圧巻。知床連山は10月頃から冠雪するため、タイミングが良ければ紅葉とのコントラストを楽しむこともできます。
7位 上高地(かみこうち)<長野県>
日本有数の山岳リゾートである上高地では、10月頃からカエデやシラカバなどが赤く色づき始め、その後カラマツが黄色に。晴れた日には、澄んだ池面に赤や黄色の木々が映り、神秘的な雰囲気を堪能できます。
上高地バスターミナルよりすぐにある河童橋を起点に、大正池を往復するコース、明神池を往復するコース、それらをどちらも堪能するなど、かけられる時間によって選択できます。
8位 千畳敷(せんじょうじき)カール<長野県>
秋の千畳敷カールの魅力は、なんといっても雄大なアルプスの山々をバックに紅葉を楽しめるところ。9月頃から山肌が色づき始め、一面が赤や黄色で埋め尽くされます。
なお、「カール」とは氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形のこと。そして畳が千枚くらい敷けそうな場所ということから、千畳敷カールと呼ばれます。標高2,500m以上という高所にあるものの、バスとロープウェイ(高低差日本一という駒ヶ岳ロープウェイ)を使って一気にたどり着けます。
9位 利尻島(りしりとう)・礼文島(れぶんとう)<北海道>
高山植物の咲く季節が過ぎた利尻島・礼文島ですが、利尻島にある利尻山では今年9月20日には初冠雪も確認され、姫沼では紅葉が楽しめるなど、夏とはまた異なる姿を見せてくれます。
冷え込みは厳しくなることもあるので、防寒対策はお忘れなきよう。夜まで滞在するなら、秋以降の澄んだ空気の中、満点の星空がより美しく見ることができるでしょう。
10位 熊野古道(くまのこどう)<和歌山県>
熊野三山(熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社)への参詣道である熊野古道は、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。
熊野古道には複数のコースがあり、人気があるのは発心門王子(ほっしんもんおうじ)から熊野本宮大社に向かう約7kmのコース。下り坂が多いため体力に自信のない方にもおすすめです。
紅葉の見頃は例年11月~12月頃で、なかでも継桜王子付近にある茅葺き屋根の茶屋「とがの木茶屋」は、休憩をしながら紅葉を楽しめると人気のスポットです。
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紅葉で色づいた魅力的な山ばかりをランキングとともにご紹介しました。過ごしやすい秋こそ、自然あふれる登山やハイキングに出向きたいですね。