京友禅に使用する染色道具に、柿渋(かきしぶ)が施された「型紙」(渋紙)がある。型紙にはさまざまな図案が施され、複雑で優美な模様が染められていく。その型紙に、図案を象る技法が友禅彫刻である。
ここにご覧いただくのは、京都の友禅彫刻師、西村武志さん(63歳)が手掛けたスマートフォン用のケースだ。手ざわりのよい本革に、優美な曲線で葡萄唐草(ぶどうからくさ)の吉祥文様が描かれる。
さらに、スマートフォンの画面を光らせると絵柄が浮かび上がる。遊び心に溢れた、外出時のおしゃれな逸品である。
商品名/西村友禅彫刻店 携帯マルチケース
メーカー名/西村友禅彫刻店
価 格(消費税8%込み)/16,200円