四角く浅い鍋にだしを張って、キャベツや玉ねぎ、ニラなどの野菜をどっさり。そして忘れちゃいけない、牛ホルモンと豚バラ肉をたっぷりのせる。だしには醤油やみりん、コチュジャンやニンニク、唐辛子が入り、ホルモンも肉も野菜も、熱々のピリ辛でビールによく合う。これぞ大阪の味、その鍋の形状から呼ばれる料理名は「ちりとり鍋」である。
昭和22年に大阪で創業した和田厨房道具は、一般的にはステンレス製が多いちりとり鍋をアルミで製作している。これは熱伝導率が高くて、食材がこびりつきにくく仕上がるためだが、アルミの板を一枚一枚ハンマーで叩いて成形、硬く締めていく技術は、老練のアルミ職人だけのものだ。
「アルミをハンマーで叩いて成形できる職人さんは少なく、この先失われていく技術。ハンドメイドの美しい道具を、代々大切に受け継いで使ってほしいですね」と語る専務取締役の和田佳之氏。
本商品は和田厨房道具に『サライ』が別注した、極厚3mmのアルミ板を使った特別製。熱伝導性と蓄熱性をさらに高めたこの鍋なら、大阪伝統の味を自宅で堪能できる。
【今日の逸品】
手打ちアルミちりとり鍋
『サライ』×和田厨房道具
19,470円(税込み)