
雌しべと雄しべのひとつひとつが、花かんざしのように震えている姿を、堀さんは見事に切り取っている。多くの色を使っているわけではないのに、華やかさがある絵だ。
日本画家・堀文子「命といふもの」描きおろし原画
『尾花』額装
《今、花ざかりの尾花の穂をまじまじと見詰めている。(中略)この目立たない花の精巧な細工は、息をのむばかりだ》(「命といふもの」)『サライ』の連載で、本ページの作品に添えられた堀さんの言葉だ。私たちもまた、この絵に息をのむ。やがてススキは命の終焉を迎え、綿毛からまた新たな命が生まれる。堀さんが描いたのは、壮大な生の流転のドラマだった。
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「尾花」とはススキのこと。秋の七草のひとつだ。堀さんは61歳で軽井沢にアトリエを構えたが、その存在に惹かれたのか、そこでもよくススキをスケッチした。
【今日の逸品】
堀文子「命といふもの」描きおろし原画『尾花』額装
ナカジマアート(日本)
2,750,000円(消費税込み)
