
写真左から中、小
伝統を守りながら、独自の作風を確立してきた二代目鐡山作。直線で彫られた辰の目に金箔を入れることで、命が吹き込まれ躍動感が生まれた。愛嬌豊かな表情も楽しい。正月の干支飾りに使いたい。
伝統を守り、独自の作風を確立してきた二代目鐡山作
平安末期を起源とする奈良一刀彫りは、一刀で彫ったかのような大胆な造形が魅力。そこに緻密な極彩の彩色が加わり作品を引き立てる。
当初は祭礼で使われていた一刀彫だが、江戸期になると節句人形や鑑賞用にも作られるようになり、大衆的な美術工芸として親しまれるようになった。
ここでご紹介する来年の干支の辰もそんな系譜をもつ作品だ。
大切な家族への贈り物としても、喜ばれる工芸品である。
【今日の逸品】
奈良一刀彫人形 干支 辰(鐵山作)
誠美堂
11,880円~(消費税込み)
