「ミツミ製作所」は、金属・非金属切削を中心に行なう町工場で、ミクロン単位の精密な削りが持ち味だ。この優れた旋盤技術を駆使して作った独楽2種のセット。
「旋盤工程では、1000個作ったら1000個同じものができなければ成功と言えません。そのため何度もサンプルの試作が必要です」と、代表取締役の山田賢一氏。
ひとつは日本屈指の精密なベアリングを内蔵した「エンスピン」。最長8分間も回り続ける驚きの独楽は、軸とボディが独立した特殊な作り。軸ではなく、円板に回転を加えて自立させると、ジャイロ効果と遠心力で驚異のバランス力を発揮し、ペン先や指先といった不安定な場所でも回転する。
「ご縁独楽」は、“ご縁”と“5円”をかけ合わせ、ご縁が巡り巡って物事がうまくいくようにと願いを込めた。5円玉をセットして楽しめるほか、5円玉の穴の中で独楽を回して遊ぶのも一興。通常の軸回転で回るタイプで、指で軸をつまんで捻ればいい。「エンスピン」同様、精密な旋盤加工が施されているため、平面で2~3分と長い間回る。付属の専用スタンドにのせて回して眺めるのも楽しい。
【今日の逸品】
町工場が作った精密独楽セット(専用スタンド付き)
ミツミ製作所
5,940円(消費税込み)