夫との付き合いは高校生の時から。家族はみんな優しかった

現在の旦那さまとの出会いは高校生のとき。2年のクラスメートで、3年になってから交際を続けていたとのこと。進学は別々のところに進むも関係はずっと続いたそう。

「もうあまり高校生の時の記憶は残っていないんですが、ただのクラスメートで3年に上がった直後に告白されて付き合いました。付き合っている期間には何度も別れましたよ。原因は相手の浮気で。私は大学、彼は専門学校に進学したんですが、その学校でも、アルバイト先でも浮気をされたし、挙句の果てには2週間ほどの運転免許の合宿期間で知り合った女性とも浮気をされました。なんで別れなかったんだろうって今思うと後悔ばかりなんですが、それでも当時は好きだったんですよね」

旦那さまは6歳上に姉と3歳上に兄のいる末っ子。付き合い始めた当初から真白さん以上の甘えたな性格だったとか。

「夫は我慢ができないんです。彼は高校を卒業して映像編集関係の専門学校に進学したんですが、そこは卒業しただけ。学校の求人ではなく求人誌で見つけてきた営業職に一度は就いたものの1年ももたず。その後フラフラとフリーターをしていて、私の就職を機に押しかけられるようなかたちで同棲が始まりました。家での家事はほとんど私がやっていたし、当時は6万ぐらいのマンションに住んでいたんですが、彼が家賃を払ったことはなかったですね……」

2人が結婚したきっかけは真白さんからの提案。社会的信用を得るため、そして独身という肩書を捨てたかったと言います。

「結婚する時には夫も定職についていたし、付き合って10年以上経っていたから。私は結婚の1年前ぐらいに転職したばかりだったんですが、そこが既婚者ばかりで独身だったら居心地が悪かったんです。男性みたいな考えかもしれないけど、みんなしているものなんだし、社会的信用もアップするんじゃないかなって。それに、私は広告などを扱うデザイン関係の仕事をしているんですが、クライアントから仕事をエサに口説かれることもあって、それを終わらせたかったというものありました」

夫の借金発覚も独身時代の貯金で清算。真白さんの収入が安定するほどに夫は私欲のために子どもを欲しがらないように。しっかりしていく妻と反比例して、頼りっきりになっていく夫。【~その2~に続きます。】

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

1 2

 

関連記事

ランキング

サライ最新号
2024年
12月号

サライ最新号

人気のキーワード

新着記事

ピックアップ

サライプレミアム倶楽部

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

公式SNS

サライ公式SNSで最新情報を配信中!

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE

「特製サライのおせち三段重」予約開始!

小学館百貨店Online Store

通販別冊
通販別冊

心に響き長く愛せるモノだけを厳選した通販メディア

花人日和(かじんびより)

和田秀樹 最新刊

75歳からの生き方ノート

おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店
おすすめのサイト
dime
be-pal
リアルキッチン&インテリア
小学館百貨店