共働き妻の2人に1人は「自分の給料」からお小遣いを捻出している

共働き妻のお小遣いの出どころ共働きの妻の56%、2人に1人以上は自分の給料からお小遣いを捻出していると回答しました。

またお小遣いの額から見ると、「5万円以上お小遣いがある」と回答した共働きの妻のうち、8割以上は自分の収入から捻出しています。共働き妻の5蔓延以上ある人のお小遣いの出どころ

反対に、「夫の給料」や「夫婦の給料」からお小遣いを得ている人の約7割は、2万円以下でした。

専業主婦と同様、「夫からお小遣いをもらうのは気が引ける」という妻の心理が読み取れます。

他に以下のような回答が得られました。

・自分の給料は全てお小遣いにしていいと言われている
・自分の給料から一定額の生活費を入れればあとは自由に使える
・夫の給料は「生活費」、妻の給料は「貯蓄+お小遣い」と夫婦で分担している

◆まねーぶディレクター最上天晴氏の考察

お小遣いを含めて、主婦の方が自分で使える金額は「家計にどれくらい余裕があるか」で決まっていることが見て取れます。

2020年のオリンピック以降は景気が鈍化するという予測が多く、今後も世帯主の収入が劇的に上昇することは考えにくい状況です。

そんな中で、今後は主婦の方々にとって、家計に余裕を持たせるためのやりくりがさらに重要になってくると考えられます。

キャッシュレス決済が主流になっていく中で、ポイントを上手く利用して節約する「ポイ活」などが、今まで以上に活発に行われるようになると思われます。

お小遣いの使い道上位は「服飾品」「化粧品」「美容院代」お小遣いの使い道 専業主婦お小遣いの使い道 共働き主婦

お小遣いの使い道1位・2位は、専業主婦、共働きの妻ともに服飾品と化粧品・美容院代でした。

女性の場合、メイク用品はもとより化粧水や乳液といった基礎化粧品も必需品です。

また、一般的に女性の方が男性に比べて身だしなみに気を遣う傾向があるため、服飾費や美容院代にもお金がかかりがちです。

そのため、お小遣い額や仕事の有無に関わらず、お小遣いの使い道として「服飾品」や「美容代」が最優先になっています。

理想のお小遣い額は「現在のお小遣いの2~3倍」
理想のお小遣い額を聞いたところ以下の回答が得られました。これは、現在のお小遣いの2~3倍となります。

【専業主婦】
・1位:3万円(143人)
・2位:1万円(110人)
・3位:2万円(89人)
・4位:5万円(70人)
・5位:10万円(23人)

【共働きの妻】
・1位:5万円(129人)
・2位:3万円(113人)
・3位:2万円(59人)
・4位:10万円(57人)
・5位:1万円(40人)

専業主婦に比べ、共働きの妻の希望額が高くなっていますが、これは、働いている妻は外に出る機会が多いことから服飾費がかさみ、またランチ代や飲み物代といった出費も増えることが理由と思われます。

ただし、仕事の有無に関わらず、習い事をしている人や美容にお金をかけている人、趣味にお金がかかる人は、お小遣いの希望額も高くなっています。

◆まねーぶディレクター最上天晴氏の考察

いつまでも美しくいたい、自分をもっと磨きたいと考えている女性がほとんどだと思います。2~3倍のお小遣いがあれば、それを実現できるのにと考えているということの表れですね。

例えば……

・2~3か月に1回にしか行けない美容院に毎月行けるようになる。
・人気ブランドのコスメが買えるようになる。
・行きたかったエステやマッサージ、ネイルサロンなどに行ける。

お小遣いが増えれば、それだけ女磨きにお金をかける余裕ができてきます。

政府が推進する「働き方改革」の一環で、副業が解禁されるようになりましたが、この影響は主婦の方にも波及していくと思われます。

自分の人生を犠牲にしたくないと考える主婦の方々が、在宅などでできる仕事で「自分のためのお小遣い」を稼ぐようになる。

そんな時代がすぐそこまで来ている、とも言えるのではないでしょうか?

まとめ

専業主婦と共働きの妻を比較すると、収入がある共働きの妻の方がお小遣い額は高くなっています。

しかし、どちらもお小遣いの使い道は「服飾品」や「化粧品・美容院代」といった女性にとっての必需品が上位。独身時代のように自分の趣味や旅行、エステなど娯楽やプラスアルファの美容代に使っている人は少数であることがわかりました。

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