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  1. 大開口窓は開放感が得られると同時に、季節ごとの光と風を取り込むことができる。芝生は建物周辺の温度を下げることが期待でき、庭木は夏の日差しを和らげる効果がある。
  2. 勾配天井により天井高は最高4mを実現。1階と1.5階がゆるく繋がることで、人の気配を感じながら、個室で過ごす感覚が楽しめる。
  3. 居室は35~75平方メートル、と広めに設定され、多彩なタイプが用意される。高齢者の暮らしやすさに配慮した設計が特徴だ。写真は66平方メートルの部屋。

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暮らし

春過ぎて夏を待つ日に葉山の家へ【桐島かれん『KAREN’s』】

ブランドの買い付けなどで月に一度は旅をしている桐島かれんさんは、週末、古民家を改修した葉山の家で日本の夏の暮らしを楽しんでいます。

和室の窓には京都であつらえた簾を吊り下げます。伝統的な日本のしつらえは、日本家屋で育った夫にとっては懐かしいもののようですが、子どものころから西洋のものに囲まれて暮らした私にとっては新鮮です。 ワンピース¥48,000、パンツ¥18,000(ハウス オブ ロータス)/ハウス オブ ロータス 青山店

和室の窓には京都であつらえた簾を吊り下げます。伝統的な日本のしつらえは、日本家屋で育った夫にとっては懐かしいもののようですが、子どものころから西洋のものに囲まれて暮らした私にとっては新鮮です。
ワンピース¥48,000、パンツ¥18,000(ハウス オブ ロータス)/ハウス オブ ロータス 青山店

春過ぎて夏を待つ日に葉山の家へ

ときおり週末を過ごす葉山の家は、築100年ほどの古い民家。到着したら、雨戸と窓を開け放ち、爽やかな風を室内に入れることから始めます。自然を身近に感じる、古きよき日本の暮らし。庭の睡蓮が咲き始めたら、夏はすぐそこ、です。

構成/高橋亜弥子 撮影/尾嶝 太

 

葉山の海岸から少しだけ高台を上った、この家に出合ったのは、もう15年以上前のこと。ふたつの日本家屋と蔵が長屋のように並んで建つ家を2年間かけて改修しました。夫も私も、丁寧に建てられた美しい佇まいの古い家が好きで、それを少しずつ自分たちらしく、手をかけ磨いていくことに、よろこびを感じるタイプ。現代の住宅に比べると、すきま風は入るし、虫も入ってくるし、あれやこれやとメンテナンスが必要ですが、自然との距離が近く、季節の移ろいを肌で感じる経験は、今となっては、何ものにも代えがたい宝物だと思っています。

涼を呼ぶ日本家屋の夏じたく

静かに本を読みたいとき、お客様とゆっくりおしゃべりをしたいときには、和室で過ごすことが多いです。完全な和の空間ではなく、籐むしろの上に絨毯を敷いてソファを置いた和洋折衷の空間ですが、障子から室内に入る静寂な光の陰翳は日本の美しさそのものです。

蔵には夏用の障子が仕舞ってあり、梅雨を過ぎると、それらを取り出して交換します。簾がはめ込まれた簾戸にすると、部屋の中に外から風が通り抜けて気分爽快です。

日差しが強い盛夏のころには、窓辺に簾や葦簀をかけて日陰をつくります。和室にはエアコンを取り付けていませんが、高台にあるからか、太陽の熱を遮り、風さえ通れば、思うほど暑くはありません。

海辺の家ということもあって、湿気を吸収する籐むしろは一年中敷いています。私は、冬以外は素足でいることが多いので、とりわけ夏は籐あじろや縁側の床板のひんやりとした足ざわりがうれしくて。縁側に座布団を置いて、自家製のきゅうりウォーターを飲むのも幸せな時間です。風鈴の音、うちわの風、蚊取り線香の香り――五感で涼をとりながら日本の夏を満喫します。

昔、三浦半島で採掘された佐島石に水道管を通した水場は、夫がこだわってつくったもの。庭に咲く花を生けるときに水切りをしたり、夏野菜やスイカを冷やしたり。海から帰ってきた子どもたちが家に入る前に足を洗うのもここ。

昔、三浦半島で採掘された佐島石に水道管を通した水場は、夫がこだわってつくったもの。庭に咲く花を生けるときに水切りをしたり、夏野菜やスイカを冷やしたり。海から帰ってきた子どもたちが家に入る前に足を洗うのもここ。

涼しさを演出する
庭の水場で
暑さがやわらぐ

涼しさを演出する 庭の水場で 暑さがやわらぐ

 
夏に活躍する
愛用の道具

うちわと蚊取り線香入れ

竹製のスタンドにヤシの葉のうちわを常備。和室はエアコンを設置せずに、うちわや扇風機で涼をとります。網戸がなく、窓を開けっ放しにしているため、家中のいたるところに置いている蚊取り線香入れは、バリ島でつくられたもの。

竹製のスタンドにヤシの葉のうちわを常備。和室はエアコンを設置せずに、うちわや扇風機で涼をとります。網戸がなく、窓を開けっ放しにしているため、家中のいたるところに置いている蚊取り線香入れは、バリ島でつくられたもの。

この季節、
出番が多くなるのは
色鮮やかな夏野菜と
相性が
いい器

アフガニスタンの大きな器

素朴だけれども力強いハンドペイントが施されたアフガンの古鉢は、夏の間、何度もつくる「枝豆のアーリオ・オーリオ」(枝豆をにんにくのみじん切りとオリーブオイルで炒めた料理)にぴったり。黄色の器に緑の枝豆が引き立ちます。

素朴だけれども力強いハンドペイントが施されたアフガンの古鉢は、夏の間、何度もつくる「枝豆のアーリオ・オーリオ」(枝豆をにんにくのみじん切りとオリーブオイルで炒めた料理)にぴったり。黄色の器に緑の枝豆が引き立ちます。

 

縁側でリラックス

水にきゅうりを数時間浸したデトックス・ウォーターを冷蔵庫に常備。炭酸で割ってもおいしいです。ベネチアで購入したアンティークグラスが活躍。漆のお盆は、古道具屋で購入したアンティーク。座布団は京都の「染司よしおか」のもの。

水にきゅうりを数時間浸したデトックス・ウォーターを冷蔵庫に常備。炭酸で割ってもおいしいです。ベネチアで購入したアンティークグラスが活躍。漆のお盆は、古道具屋で購入したアンティーク。座布団は京都の「染司よしおか」のもの。

 

表紙

KAREN’s VOL.1 2019/春・夏
桐島かれん LIFESTYLE & TRAVEL
発行/KADOKAWA
定価/1500円(税別)
桐島かれんさんが責任編集のムック『KAREN’s』が誕生しました。巻頭は写真家の上田義彦氏撮りおろしの50ページにわたる「かれん流 ハワイの休日」。後半には、葉山の家の夏じたくなどのインテリアや、スタイリストの金子夏子さんとの「大人のおしゃれ対談」、アート&クラフト、お花、お料理、世界のお弁当事情のエッセイなど、かれんさんからのライフスタイル提案が詰まっており、大人の道先案内となる一冊です。

 

桐島かれん Karen Kirishima

モデル。1964年生まれ。1986年、大手化粧品会社のイメージキャラクターに起用され、脚光を浴びる。1993年には写真家の上田義彦氏と結婚し、四児の母に。ライフクラフトブランド「ハウス オブ ロータス」のクリエイティブディレクター。この春、自ら責任編集をつとめるライフスタイル&トラベルムックの『KAREN’s』を上梓。多彩な領域で活動を続けています。
Instagram@houseoflotuskaren

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