会社員なら一度は思う「社長」になる夢。社長になる人は生まれつきその素養がある!?
全国の社長のカード付きポテトチップスをきっかけに、PRや採用、 ブランディングなどを支援するプラットフォーム 「社長チップス(http://shacho-chips.com/)」 を提供している株式会社ESSPRIDEが行った「社長の幼少期」に関する調査結果を紹介しよう。
1.調査の方法:インターネット調査(株式会社Shake hands by ESSPRIDE調べ)
2.調査対象者:全国の20~59歳で従業員数2名以上300名未満の経営者男女 100名
(男性:97名、女性:3名)
3.調査実施日:2018年11月13日(火)~11月15日(金)
※ 本調査における「幼少期」は、生まれてから小学校卒業までの期間としています。
Q. あなたの兄弟姉妹での生まれ順をお答えください。(単数回答 n=100)
【兄弟姉妹での生まれ順】
社長の兄弟姉妹の中での生まれ順を調査したところ、「長子」が最も多く、4割の社長が長男/長女だった。次いで多いのは「末子」32.0%だった。
幼少期の兄弟姉妹関係でのエピソードを聞くと、「長子」は洋服や学用品がお下がりでなく新品を買ってもらえることを得だと感じながらも、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」という理由で我慢をさせられることがあったり、兄弟でいたずらをしたときに一番に叱られたりしていたようだ。長子の社長は幼少期に忍耐や責任感を培われた方が多いのかもしれない。
「末子」は家族や親戚に可愛がられる一方、兄や姉に力で勝てず、ケンカに負けたり食べ物を先に取られたりという悔しい思いをしていたようだ。しかし初めてのことでも兄や姉から学べたことは幸運だとも感じているよう。末子の社長は兄や姉を見て成功体験・失敗体験を知り良いところは取り入れ、リスクは避けるという、末っ子らしい要領の良さを経営にも発揮しているのかもしれない。
Q. あなたの父親のご職業をお答えください。(複数回答 n=100)
【あなたの父親の職業は】
社長の父親の職業を聞いたところ、最も多いのは「社長」で36.0%。今回の調査対象は男性社長が大多数だが、男の子にとって幼少期に一番身近な手本となる存在のひとりが父親だろう。その父親が社長である場合、会社経営における様々な事象を乗り越えながら家族や社員の生活を支え、道を切り拓く姿が将来の目標となり、自分自身も社長の道を歩む方が多いのかもしれない。
Q. あなたは幼少期に厳しくしつけられたことはありますか。(複数回答 n=100)
【厳しくしつけられたこと】
社長が幼少期に厳しくしつけられたことは、1位「挨拶」43.0%、2位「食べ方」33.0%、3位「姿勢」25.0%という結果に。幼い頃の習慣が大人になっても影響する項目が上位となった。社長の品格は幼少期のしつけによって身についたのではないだろうか。
Q. あなたは幼少期に食べ物の好き嫌いがありましたか。(単数回答 n=100)また、あなたは現在食べ物の好きに嫌いがありますか。(単数回答 n=100)
【幼少期食べ物の好き嫌いがあったか】
【幼少期の嫌いな食べ物】(自由回答)
<「たくさんあった」と回答した人>
・野菜の大半
・魚類
・甘いもの
<「少ないがあった」と回答した人>
・トマト
・ピーマン
・セロリ
・きゅうり
・しいたけ
【現在食べ物の好き嫌いがあるか】
【現在の嫌いな食べ物】(自由回答)
<「たくさんある」と回答した方>
・トマト
・いか
・チョコレート
<「少ないがある」と回答した方>
・レバー
・ゴーヤ
・ビーツ
・らっきょう
・ミョウガ
・酢の物
・納豆
幼少期に食べ物の好き嫌いがあったか、また現在食べ物の好き嫌いがあるかを聞いてみた。
幼少期は好き嫌いが「たくさんあった」21.0%、「少ないがあった」26.0%と、半数近くの社長は幼少期に食べ物の好き嫌いがあったことがわかった。
嫌いだった食べ物を聞くと、「たくさんあった」と回答した方は「野菜の大半」「魚類」「甘いもの」と嫌いな“ジャンル”を回答し、「少ないがあった」と回答した方は「トマト」「ピーマン」「セロリ」など、具体的な食材を回答。
現在の食べ物の好き嫌いは「たくさんある」11.0%、「少ないがある」23.0%となり、好き嫌いがあるとの回答割合は幼少期と比べて少なくなっている。
現在嫌いな食べ物は、野菜の大半が嫌いだった社長が「トマト」と回答するなど、幼少期より嫌いな食べ物が少なくなっているが、一部は克服できないものがあるようだ。
また「レバー」「ゴーヤ」など、クセのある食ベ物は大人になっても苦手意識が強いようだ。
Q. あなたが幼少期によく遊んでいたおもちゃをお答えください。(複数回答 n=100)
【幼少期によく遊んでいたおもちゃ】
幼少期によく遊んでいたおもちゃは1位「ボードゲーム(すごろく、囲碁、将棋など)」40.0%、2位「積み木・ブロック」35.0%、3位「カードゲーム(トランプ、花札など)」34.0%となった。
現代の子育てでは思考力や創造力を養う“知育玩具”が注目されているが、社長が幼少期に好んでいたおもちゃを見ると、現代で“知育”によいとされているものでよく遊んでいたことがわかった。1位のすごろく、囲碁、将棋は頭を使って対戦するゲーム。ビジネスで常に勝負を続ける社長たちは、幼い頃から勝負することが好きで、負けず嫌いな性格の持ち主のようだ。
Q. あなたが幼少期にしていた習い事をお答えください。(複数回答 n=100)
また、幼少期にしていた習い事で現在役に立っていると思う習い事をお答えください。(複数回答 n=100)
【幼少期の習い事】
【現在役に立っている習い事】
社長が幼少期にしていた習い事1位は「書道」42.0%、2位「そろばん」36.0%、3位「ピアノ」20.0%となった。
「書道」は空間のなかで字を整えるためバランス感覚が養われる、また「ピアノ」は楽譜を覚えるため記憶力が培われ、複雑な作業を同時に行うことにより脳の活性化にも繋がるといわれている。
また「書道」、「そろばん」、「ピアノ」ともに、長時間着席で行う習い事のため、集中力を養うのにも効果的とされている。社長の素養を身につけるのに適した習い事が上位となった。
幼少期の習い事で現在役に立っていると思うものは、1位「そろばん」13.0%、2位「書道」11.0%となった。社長が経営数字を計算する脳には、幼少期のそろばんで鍛えた計算力が役立っているのかもしれない。
Q. あなたが小学生の時に好きだった教科をお答えください。(複数回答 n=100)
【小学生のとき好きだった教科】
小学校の時に好きだった教科1位は「算数」45.0%。半数近くが「算数」と回答した。2位は「社会」41.0%となった。
社長は幼い頃から、数字や、世の中の仕組みに興味を持っていたのかもしれない。どちらかというと文系の教科より理系の教科が好きだった社長が多い傾向が見てとれる。
Q. あなたの幼少期の将来の夢をお答えください。(複数回答 n=100)
【幼少期の将来の夢】
社長の幼少期の“将来の夢”、1位は「社長」28.0%。幼少期から「社長」を目指し、その夢を叶えた人が約3割いることがわかった。次いで多かったのは「プロスポーツ選手」18.0%、「パイロット」13.0%と、男の子の将来の夢の定番が回答された。「その他」では「冒険家」「作曲家」「小説家」など、独創性あふれる回答もあった。
Q. あなたが幼少期に最も影響を受けた人物をお答えください。(単数回答 n=100)
【影響を受けた人物】
【「父親」の回答理由・記憶に残るエピソード】
・仕事を間近で見ていたから。(56歳男性/新潟県)
・学歴はないが、世渡りが上手だった。(56歳男性/滋賀県)
・自分より他人のことを優先することを学んだ。(54歳男性/秋田県)
・常に理想の人だった。(55歳男性/滋賀県)
【「母親」の回答理由・記憶に残るエピソード】
・一緒にいる時間が長かったから。(55歳男性/岡山県)
・欲しいものは借金してでも買ってくれた。優しい母だった。(59歳男性/岩手県)
・一円玉を落としてしまった時に、一円玉なんて価値が無いと言ってそのままにしていたら、母親にお金がとても大事なものだということを諭され、それからお金についての考え方が変わった。(42歳女性/東京都)
社長が幼少期に最も影響を受けた人物1位は「父親」34.0%、2位は「母親」20.0%と、半数以上の社長が両親に影響を受けたと回答。その回答理由やエピソードを聞くと、父親からは生き方や仕事に関しての考え方に影響を受け、母親からは精神面や情緒的な影響を強く受けているようだ。
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いかがだっただろうか。長男か長女、あるいは末子で、父親はやはり社長。挨拶と食べ方を厳しくしつけられ、食べ物の好き嫌いはなく、小さいころはボードゲームでよく遊び、書道やそろばんを習い、算数や社会が好きだったという人が「社長」になっているらしい。そして、小さいころからの夢は「社長」になること。たぶん、小さいころの夢の力が、一番大きいのかもしれない。