梅雨の時期に頭を悩ませるのが、「洗濯物が乾きにくい」「カビの発生」ではないでしょうか。さもなくてもジメジメとした不快な日々が続く中、ストレスは増やしたくないものです。
そこで今回は、これまで『サライ.jp』でお伝えしてきた梅雨時の洗濯やカビ対策に関する記事をご紹介します。きちんと対策をすれば、毎年の悩みやストレスも軽減するはずです。
1:洗濯の基本を知り、やり方を見直そう
リンナイ株式会社が全国20~60代の男女計1,000名を対象に、「洗濯」に関する意識調査を実施したところ、雨の日は7割の人が部屋干しをしているという結果に。とはいえ、部屋干しで多くの人を悩ませるのが「洗濯物が乾きづらい」、「独特の臭いがすること」です。
洗濯家の中村祐一先生によると、「洗う前に菌を増やさない&こまめに洗う」「汚れや菌が落ちやすい洗い方をする」「速く乾きやすいように、干し方の工夫をする」ことが、日々溜まっていく洗濯物をストレスにせず、爽快に洗濯を行うコツだとか。
中村先生が作成した「洗濯知識テスト」もおもしろいですよ! あなたの洗濯に関する理解度をチェックしてみましょう。
2:洗濯機の掃除、していますか?
衣類を清潔にするための洗濯なのに、肝心な洗濯機が汚れていたら元も子もありませんよね。
でも、多くの人が自宅の洗濯機が「綺麗だとは思わない」と感じているという驚きの結果が。その一方で、市販の洗濯槽クリーナーやカビ取り剤を使って、洗浄を心掛けている人もいます。
洗濯槽が汚れていると、乾いた洗濯物は綺麗に見えても実は汚れていることもあるようなので、一度、徹底的に掃除をしてみてはいかがしょう。
※洗濯機は掃除する? 2000人に聞いた、気になる洗濯機の汚れ問題
3:カビ対策の基本は汚れを取り、水滴を残さないこと
家庭・自動車・業務用のワックスやコーティング剤、衛生清掃製品等を開発・製造・販売する総合メーカー株式会社リンレイの調査によると、約6割の人が梅雨のカビで困った経験があるとのこと。
カビの発生で気になるのは、やっぱりお風呂。大阪公立大学・藤田先生によると、水と栄養源(汚れ)の両方が揃うとカビが生えるそう。汚れを取るとともに水滴を残さず、水が乾き切るまで、できるだけ長時間換気することが、カビ対策の基本です。
4:少しでもカビが目についたら、即掃除を!
カビの発生も悩ませますが、その掃除もストレスです。カビ専門家である矢口貴志先生は、カビが目についたらすぐにカビ取り剤を使用して、取り除くのが賢明と言います。
また、なるべくカビを発生させないようにする対策は3つ。「換気、除湿を心掛ける」「こまめな掃除を行い、カビの栄養源を取り除く」「梅雨入り前にエアコン、浴室などの水回りの掃除をきちんと行う」ことです。
梅雨入りする前に、対処をしておけば快適に過ごせますよ。
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専門家の意見を参考に、気持ちよく梅雨を過ごしたいですね。
文/編集部