いまや生活必需品家電のひとつといっても過言ではない、スマートフォン(略してスマホ)。様々な機能があるのはわかっているものの、サライ世代の方からは、電話とカメラ、メール、LINE以外は使いこなせていないという声をよく聞きます。
そこで、今回もスマホのちょっと困った問題の解決方法を、スマホ指導のスペシャリストである都恋堂「やさしいスマホ教室」がご紹介します。やりかたを知るだけで、スマホがとっても使いやすくなりますよ!
第118回のテーマは「iPhoneアプリのトラッキングを制御する方法」です。
iPhoneアプリをダウンロードし、初めて開いたときに「他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティをトラッキングすることを許可しますか?」といった表示が出てくることがあります。
この表示はどういう意味なのでしょうか。
主に広告表示に利用される設定項目
このトラッキングにまつわる表示は、主に広告表示に利用されるもので、使っているアプリやWebサイトの行動から、その人に合わせた広告を表示していいかを確認のうえ設定するものです。もし、よければ「許可」をタップします。何かしら自分の行動データがアプリやWebサイトを横断して活用される必要がない場合は「Appにトラッキングしないように要求」をタップします。
ここでどちらかを選択しても、あとで設定し直すことが可能です。その方法を紹介していきます。
「プライバシーとセキュリティ」の「トラッキング」で設定可能
ホーム画面にある、「設定」をタップし、その中にある「プライバシーとセキュリティ」を押します。
その中にある「トラッキング」をタップします。
画面下のほうにトラッキングを活用するアプリが一覧で表示されます。「許可」したものはアプリ名の右横のスイッチがオン(緑色)になっているので、もし、変更するならその部分をタップして、オフ(灰色)にします。なお、オフのものをオンにしたい場合は逆の操作をします。
そもそも、この機能を使いたくないという場合は、「Appからのトラッキング要求を許可」の部分をオフにします。するとトラッキング機能のあるアプリを新たにダウンロードしても、初めて開いたときに、トラッキングにまつわる設定表示もされなくなります。
アプリのトラッキングについて、よくわからなかった人はこちらを参考に設定してみてください。
※iPhone SE/iOS16.2で実施。
文/Hicary+都恋堂「やさしいスマホ教室」
都恋堂「やさしいスマホ教室」
株式会社都恋堂では、「どんな人も取り残すことなく、スマホの便利さや楽しさを届けていきたい」をコンセプトに、これまで60歳以上の方々、約500人以上のシニアの皆さんを対象にした『やさしいスマホ教室』を運営しているほか、企業主催の講座や講演会の講師、オリジナルの教科書制作も行っています。
https://www.yasashii-sp.com/