証拠を見せた息子は何を思ったのか……
お嫁さんの周囲の人脈を探ると、いわゆる不良集団と密接につながっていることがわかりました。また、お嫁さんの過去を調査すると、性産業のお店で働いていたことや、出産歴があることもわかったのです。
現在もパパ活まがいのことをしていて、稼いだお金は、彼に貢いでいることがわかりました。彼というのは、タトゥーの男性なのですが、彼はお嫁さんと血のつながらない弟。お嫁さんの両親は、連れ子同士の再婚をしており、お嫁さんは弟と深い関係になっていることがわかったのです。
この弟の素行調査とその周辺への聞き込み調査をしたところ、借金まみれで、ダイヤモンドのアクセサリーを売りつける詐欺のような行為をしていることもわかりました。
さらに、お嫁さんは犯罪すれすれの行為をしていました。そこもばっちり押さえたのです。
以上の調査を直哉さんにまとめて提出したところ。
「やっぱり……何かがあると思っていましたが、こんなにひどいとは思わなかった」と顔を手で覆っていました。
早速、息子さんにも伝えたところ「僕、知っていた」と言ったそう。
「息子は、全てを知って、結婚していたみたいなんです。これは衝撃でした。今回、証拠を見ながらいろいろ話したのですが、息子は可哀想な美しい女性を見ると、貢がずにはいられない性分だったようです。今までも、シングルマザーのキャバ嬢に500万円以上渡したり、妹が病気だという大学の同級生に300万円渡したりと、“自分がお金を持っているからこそ、助けないと”という気持ちがあったようなんです」
そして、息子さんとお嫁さんには、本当の意味での夫婦生活がなかった。
「子供ができないうちに離婚しろ、と言ったら、“子供ができるようなことはしていない”と言うのです。夫婦生活がそこには存在しなかったんですね。息子は証拠を見ながら目を真っ赤にしていました。嫁のことが大好きなので、可哀想なことをしてしまいましたが、それが事実です」
そして息子さんは、キッパリと離婚を決意。「やるからには、徹底的にやる」と、弁護士を間に挟み、嫁と、その彼(血がつながらない弟)に対して、300万円を請求。
「息子はがっくり気落ちしてしまって、しばらくは可哀想なくらいだったんですが、離婚が成立してスッキリしていたようでした」
余談ですが、お嫁さんの素行に悩む方は大変多く、ここ数年、依頼は増えています。
探偵・山村佳子
夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定メンタル心理アドバイザー、JADP認定夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/