入籍前から「すぐに子作りをしろ」義父の嫁ハラが始まった

最初の結婚は33歳。両親のおかげもあり、結婚をまったく焦っていなかった朱里さんだったが、周囲の未婚の友人に連れられて合コンを繰り返していたという。元夫とも合コンで知り合った。

「その頃には東京で働いて一人暮らしをしていたんですが、都心は婚期が遅くなると言われているけれど、普通に30歳前で友人たちの結婚ラッシュがありました。独身の友人が少なくなっていくので、数合わせとして合コンに呼ばれていたんですよ。夫とはその中で出会いました。2人で会ったときにすぐに付き合おうと言ってくるような人で軽いという印象からのスタートで、よく結婚までいったなと思いますね」

その結婚生活は3年で破綻。原因になったのは義父だった。結婚の挨拶のときから義父の印象は最悪だったという。

「夫も一人暮らしをしていて、結婚の挨拶まで義両親に会ったことはなかったんですけど、その挨拶の場で『結婚決まったんだからすぐに子作りしろ』と言ってくるような人でした。夫は私の1歳上でお互い30代半ば。年齢もあってすぐにでも孫がほしかったんでしょうが、すごく気持ち悪かったです」

義父からの干渉はエスカレート。夫の実家は千葉の郊外で頻繁に付き合いはなかったものの、義母が足を悪くしてからは定期的に通わないといけなくなる。一人っ子だった夫のお願いでそうなったというが、夜の生活まで干渉され、一時眠れなくなるほど悩み、離婚に至った。

「まったく妻側に立ってくれる夫ではありませんでした。義父もみんながいるときには笑いながら冗談のように言い、私と2人になるときには少しイライラしたように言う。それを夫に相談しても『流せばいいから』と言うだけ。義母は何も言わなかったものの、私は義父とセットで義母もすごく嫌になりました。だから、義母の面倒を嫌がって放棄したら夫との仲が険悪になっていって、そのまま……。

最後に『もっと早く離婚するべきだった』と義父に言われたときは悔しくて泣きましたね」

結婚前は結婚願望が一切なかった朱里さんだが、離婚後は一転して焦って婚活をするようになる。その原因とは。
~その2~に続きます】

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

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