「結婚はまだなの? 」と親から聞かれて「面倒に感じる」方が多い中で、最近は何でも親に相談するという方が増えてきました。そこで、タメニー株式会社(https://tameny.jp/)は、20〜49歳の未婚男女2,400人に対して「恋愛や結婚についての相談」に関するアンケート調査を実施いたしました。一緒に見ていきましょう。
「親に恋愛や結婚の相談をする」20~40代未婚男女の13.9%
まずは普段、親に「恋愛や恋活」、「結婚や婚活」について相談をするかどうか調べました。
親に「恋愛・恋活についてのみ相談する」人は2.3%、「結婚・婚活についてのみ相談する」人は3.6%、「恋愛・恋活、結婚・婚活どちらについても相談する」人は8.0%でした。合わせて13.9%の20~40代未婚男女が、親に恋愛や結婚について相談しているという結果になりました。
「恋愛・恋活、結婚・婚活どちらについても相談する」においては、20代と40代で2倍以上の差が出ました。
親から恋愛や結婚について聞かれるのは2割程度
続いて、親から恋愛や結婚について聞かれる人は実際にはどのくらいいるのでしょうか。
恋愛や結婚について親から聞かれることはありますか? という問いに対し、「よく聞かれる」(3.9%)、「たまに聞かれる」(16.8%)と答えた人は合わせて20.7%でした。また、「ほとんど聞かれない」(24.3%)、「全く聞かれない」(32.5%)といった、親に恋愛や結婚について聞かれない人は56.8%でした。
こちらも年代別で見てみたところ、「たまに聞かれる」においては、20代と40代で2倍以上の差が出る結果となりました。
恋愛や結婚について親から聞かれ「面倒くさいと思いつつ、結婚していないことを申し訳なくも思う」人から「相談や報告も友達にするように話す」人もいるようですね。
男性や女性は結婚や恋愛について親に話すことをどう思っている?
【男性】
・「良い人がいればいいね」と言われる。いい歳だし、見つかっても見つからなくてもどちらでもいい気分(46歳)
・今の彼女とどうして結婚しないのかを時々聞かれる。どうしてかうまく答えられないので困る(46歳)
・○○さんの息子さんは結婚して子どもが生まれてと、友達の子どもの話をする(46歳)
・早く結婚しろと、できないことをいつまでも要求され、申し訳ない気持ちになる(47歳)
・知り合いの○○さんのところの××は結婚したのだって、というふうに話を振ってくる(47歳)
【女性】
・知り合いの○○さんのところの息子さんがいるけど会ってみないか、と言われても気が進まないし迷惑(41歳)
・結婚をしてほしいと言われます。はっきりとは言わないけれど、○○さんはどう? といったようなことも言われたりします。人からの紹介や合コンなどが嫌いなので、言われれば言われるほどその人とお付き合いする気はなくなっていきます(41歳)
・離れて暮らす母から「そっちで、いい人いないの? 」とたまに聞かれるので、「いたら話している」と答えています。親として心配なのだろうなぁ、早く安心させたいと思う(41歳)
・「最近、出会いはあるの? 」と聞かれる。友達から聞かれるような感じなので、相談や報告も友達にするように話します(43歳)
・今現在、付き合っている人がいるのか? また、付き合って長いならそろそろ結婚して落ち着いたらどうかって言われます。個人的には、自分では決断できかねることもあるので背中を押されて助かっている部分もあります(45歳)
婚活や恋愛の相談を誰にしますか?
大人になってからの恋愛や婚活の相談は誰にしたらいいのでしょうか…? 成婚コンシェルジュの菅聡子さんにお聞きしました。
「アンケートでは若い世代の方が比較的、両親に相談するという結果が出ました。ここ数年で婚活をする20代30代が増えてきました。若い人ほど婚活に抵抗がなくなってきており、友人に話すような感覚で家族に婚活や恋愛を相談する人が増えているように感じます。逆に40代50代は慎重になり、親には色々と決まってから、また本当に自分が納得してから話しをしたいと思う気持ちもあるでしょう。では親の気持ちとしてはどうでしょう。
当然自分の子どもの幸せを願っていますから話をしてもらえるなら一緒に考えてくれるでしょう。意見の違いがあるかもしれません。年齢が上がると共に自立心が強くなり両親には見守っていてほしいと感じる方が多いかもしれません。
恋愛から結婚を意識したお付き合いになれば真剣に相談に乗ってほしい、誰かに助言してほしい、そんな時に自分のことを理解して一緒に考えてくれる人はとても大切な存在だと思います。もし今、婚活をがんばっているお子さまがいるならば、見守りながら応援してあげてください。両親の理解は大きな活力になることでしょう」
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恋愛や結婚の相談を親御さんにする世代が30代以下に多いのは、なんとなく分かりますね。どうしても、結婚を急かされるようになると、相談しにくくなるものです。いつまでも、相談してもらえる「親」でいるためには、「こうしなさい」「ああしなさい」と口うるさくしないようにしたいものです。「言いたくなる気持ち」をぐっと我慢して、見守る姿勢を見せることが親子円満の秘訣かもしれません。
「恋愛や結婚についての相談」調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~40代の未婚男女2,400人
集計期間:2021年10月27日~11月1日
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合がございます