女性が男性に求めるものは、三高(背が高い、収入が高い、学歴が高い)から、三NO(借金しない、浮気しない、暴力しない)へと近年は変化していました。コロナ禍で恋活・婚活スタイルも変わりつつある2021年の今、結婚スタイルはどうなっているのでしょうか? タメニー株式会社(https://tameny.jp/)は、25~39歳の未婚女性735人に対して、「結婚相手の条件」に関するアンケート調査を実施しました。その結果をご紹介します。
コロナ禍を経て、結婚相手に求める条件は変わらない?
コロナ禍前と比べ、結婚相手に求める条件に変化はあったのでしょうか。質問と答えを確認していきましょう。
「コロナ禍前と現在を比べて、結婚相手に求める条件に変化があったと思いますか? 」という質問の回答は、条件が「変わった」と答えた人は22.6%、「変わっていない」と答えた人は41.2%でした。
男性を対象に行った同調査では、「変わった」と答えた人は28.2%、「変わっていない」と答えた人は31.1%でした。
「変わった」と答えた人は男性の方が5.6ポイント高い結果でしたが、結婚観というものは本来、数年かけて少しずつ変化していくもの。しかしおよそ一年半という短期間で、自覚するほどに「変わった」人が2割を超えるということは、やはりコロナ禍の影響を無視するわけにはいきません。
一人の人と一生を添い遂げること、夫婦・家族を続けていくことは大切?
結婚後の人生についてはどのように考えているのでしょう? 結婚するからには、たった一人の人と最期まで添い遂げたい。そう考えるのは一般的なことなのでしょうか。
「たった一人の人と一生を添い遂げたいと思いますか? 」という質問への回答は、「そう思う」(56.5%)、または「どちらかと言えばそう思う」(31.3%)でした。たった一人の人と一生を添い遂げたいと思っている人は87.8%でした。一方で「どちらかと言えばそう思わない」(1.5%)、または「そう思わない」(1.9%)と回答した人は合わせて3.4%でした。
9割近くの女性が、「一人の人と一生を」と考えているようです。やはり、長く維持できる関係性がとても大切みたいです。
「夫婦・家族を続けていくこと」はあなたにとって大切なことですか? 」という質問への回答は、「そう思う」(55.3%)、または「どちらかと言えばそう思う」(25.0%)を合わせて、「夫婦・家族を続けていくこと」は大切と回答した人は80.3%でした。
先ほどの調査で、「たった一人の人と一生を添い遂げたいと思う」が87.8%であったのに対し、「夫婦・家族を続けていくことは大切」と回答した人は7.5ポイント低くなっています。
結婚生活や人生にはさまざまなことが起こります。事情によっては、無理をしてでも続けていくことだけが、必ずしも重要ではないといった考え方もあるのでしょう。
夫婦継続のポイントと結婚後の女性の仕事について
夫婦の関係を続けていくために必要なことは何でしょうか。「夫婦の関係を続けていくために必要なことは何だと思いますか? 」という質問の答えは、
「対等に話し合いができる関係」がトップで72.2%でした。たとえ夫婦でも、意見が異なることはあります。また、困難を乗り越える際にも欠かせないのが「話し合い」です。お互いが対等に話し合って決断したり、解決したりするということは、夫婦にとって最も大事なスキルなのかもしれません。
続いて第2位は「安定した収入」(63.3%)となりました。その「安定した収入」のためには夫婦共働きも必要かもしれません。
「夫婦・家族を続けていくために安定した収入はとても大切です。そのためにはあなたも働いて稼いだ方がいいと思いますか? また、働くつもりでいますか? 」という質問の答えは、「そもそも働くつもりでいる」と回答した人は34.2%、「自分も働いた方がいいと思う」人は31.1%、「どちらかと言えば働いた方がいいと思う」人は17.8%と、「働くつもり・働いた方がいい」と考えている人は合わせて83.1%でした。
8割を超える女性が、結婚後も働くことを想定しているということがわかります。
ずっと自分のことを好きでいてもらうための努力は?
「夫がずっと自分のことを好きでいてくれるために、妻はどんなことをしたらいいと思いますか? 」という質問への回答には、相手の話を聞く、思ったことを伝える、我慢しない、感情的にならないなど、コミュニケーションを大切にするといった回答が多く見られました。これは「対等に話し合いができる関係」につながるものであると考えられます。また、二人の時間をつくること、それから適度に距離をおくことといった回答も多く見られました。
身だしなみ、見た目、女性らしさに気を遣うといった回答が散見されましたが、一方で「自分のありのままを好きでいてくれる人をパートナーにする」といった意見も。
・隠し事をしない。お互い一人でいる時間をつくる(35歳)
・相手を思いやり、尊重し、感謝の気持ちを忘れないこと。見返りを求めずに愛すること(38歳)
・すぐに怒らない、すぐに決めつけない、証拠がない限り疑わない、価値観を押し付けない、相手を理解しようとする(33歳)
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「三続」という新しい結婚観が、コロナ禍をきっかけに誕生しました。「三続」とは、「一緒にいて苦にならない」「ずっと好きでいてくれる」「安定した収入」のこと。この先どうなるのか不安な世の中なので、余計に「家族」という一番小さい単位の人間関係を強化したい気持ちが高まったのだと思います。
「一人の相手と長く一緒にいるために」がキーワードになっていますから、今回のアンケートをきっかけに、ご自身の「ご家族への思い」を再確認していただければと思います。
調査方法:インターネット調査
<調査1>
調査対象: 「結婚したい」と回答した25~39歳の未婚男女性 735名
集計期間:2021年8月3日~10日
<調査2>
調査対象:「結婚したい」と回答した25~39歳の未婚女性 360名
集計期間:2021年8月19日~22日