元配偶者の私物が今も自宅に置かれたまま… 、大掃除をしていたら元交際相手の私物が出てきたなんてこと、実は結構あるのではないでしょうか。
そこで株式会社クオーレ(https://cuore-group.com )が、同棲解消や離婚の際に放置された、元恋人や配偶者の私物についての経験談を募集しました。処分に困ってしまう、家に放置された私物に関するアンケート調査をご紹介します。
98%の人が残された私物を売った経験がある
「元恋人または元配偶者の私物を売った経験がありますか? 」と質問したところ、下記のような結果が出てきました。
ある:294名 ない:6名
アンケートに回答した300名のうち、実に98%の人が残された私物を売った経験があると答えました。
売った経験があると答えた人の意見を見てみましょう。
自分の趣味のものではなかったし、いつまでも過去に囚われていたくなかったから。ものすごく邪魔だったから。【20代女性】
自分の趣味ではなく、使わないとなると、あっても邪魔になるばかりかもしれません。売って手放すことには、過去の恋愛に区切りをつけて気持ちをリセットする効果もあるようです。
別れた理由が浮気だったので、彼の物を見て思い出したくもないし、だからと言って捨てるのももったいないと思い、お金にかえました。【30代女性】
見るだけで思い出が蘇ってしまう、あるいは、そこにあると思うだけで気になってしまうというのが、元恋人の私物のやっかいなところです。
捨てようと思ったけど、「そのまま捨てるのはもったいない」、「ブランドものなのでそれなりに値段がつきそう」、「売って誰かが使ってくれるなら」という理由から、売ることを選択した方が多くおられました。
次に、売った経験がないと答えた人の意見を見てみましょう。
別れていてなおさら他人の物なので、勝手に売ったりしなかった。売れたとしてもそのお金をどう使っていいかわからなかったので。【40代女性】
自分のものではない以上、勝手に売ることはできなかったという意見でした。さらに売ることで手に入るお金の使い道に困ってしまうケースもあるようです。
高く売れたのはどんなもの?
それでは、実際に残された私物を売ったという人の回答から、どんなものが高く売れたのかを見ていきましょう。
彼が愛用していた、ロレックスの時計。【30代女性】
任天堂Switchと『スーパーマリオ』シリーズや『ゼルダの伝説』シリーズは高く売れました。【30代女性】
使ってないスノーボードの一式セット。【30代男性】
ブランドの洋服や財布、腕時計、最新のもの、流行りもの、スノーボードや釣りなどの趣味の道具。これらのものは高く売れる傾向があるようです。
また、指輪が高く売れたという意見もありました。
金の結婚指輪が2つあったので売りました。【20代女性】
ダイヤモンド付きの男女ペアの指輪。【20代女性】
ペアの指輪で名前や記念日を彫っているものの場合は、業者によっては買い取りを断られたり、買取価格が低くなったりすることがあります。
一方で、金・プラチナなど金属としての価値が高いものやハイブランドの指輪は高額で売れることがあるので、買取業者に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
前を向くきっかけに
「元恋人(妻または夫)の私物を売って気分は晴れましたか? 」と質問したところ、下記の回答が得られました。
はい:234名 いいえ:66名
元恋人の私物を売って気分が晴れたという人が約8割、晴れなかったという人が約2割という結果でした。
まず、気分が晴れたと答えた人の意見を見てみましょう。
私の好みでもないし、男性向けのものだから自分自身じゃ付けづらいし、ハイブランドの腕時計だったので高く売れて万々歳でした。【30代女性】
売って万々歳という意見でした。使わないものが片付いて、高く売れたとあればまさに一挙両得と言えるのではないでしょうか。
そこそこの金額になったので、嫁から受けたストレスの発散に使用しました。また、結婚指輪だったので、解放された感が有りました。【30代男性】
結婚の象徴とも言える結婚指輪を売ったため、その解放感も大きかったという意見でした。
売却で手に入れたお金は、美味しいものを食べたり、欲しかったものを買ったりするのに使って、気分の解消につながったという声が多数寄せられていました。
次に、気分が晴れなかったと答えた人の意見です。
10万円ほどの査定がついたので嬉しかったですが、気分が晴れるかどうかは別問題だと思います。が、元夫の名残を自分の生活から消すことは今後前向きな気持ちになれる1歩にはなれました。【40代女性】
売ったことで気分が晴れたわけではなく、前を向くきっかけになったという意見でした。
気分は晴れなかったけれど、お金にかわったこと、部屋が片付いたこと自体は嬉しかったという意見が多数ありました。
「売るほどの価値もない…」捨てたのはどんなもの?
売却するのではなく、捨てたものにはどんなものがあったのでしょうか? 下記にいただいた回答をご紹介します。
着古して糸のほつれた服、靴下や下着、歯ブラシ等日用品。【30代女性】
お値段が付かなさそうな衣類系は全て捨てました。【30代女性】
イニシャル入りのコップ、ノーブランドの洋服。【20代女性】
何度も着用した洋服や靴、下着、歯ブラシやスキンケア用品、化粧品などの消耗品、ペアのコップや皿。このようなものは売らずに捨てているようです。
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以上のアンケート結果から、多くの人が残された私物を売っており、高く売れたものもあるということがわかりました。
元恋人や元配偶者の私物は、さまざまな感情を呼び起こすことがあるため、処分するのが大変です。しかしながら、売った経験のある人からは、「スッキリした」、「お金に換えられて嬉しかった」という声が多く聞かれました。
一方で、売ったことでかえってモヤモヤしたという意見もありましたので、処分する際にはご自分の気持ちにあった方法を検討するようにしましょう。
【調査概要】
調査期間:2021年8月27日~9月4日
アンケート回答人数:300名
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