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取材・文/ふじのあやこ

離婚、再婚などで複雑化する家族関係。血縁のない家族(義家族)との関係で生じる問題、そして新たに生まれたものを、当人にインタビューして、当時感じた素直な気持ちを掘り下げます。(~その1~はコチラ

今回お話を伺った結子さん(仮名・42歳)は、友人の紹介で知り合った男性と29歳のときに結婚。お互いに子どもが欲しかったこともあり、入籍の少し前から妊活をスタートさせます。しかし1年経っても妊娠には至らずに不妊治療を行うことにします。

「妊活を始めたときはぎりぎりでもまだ20代で、子どもは自然にできるものだと思っていました。それが1年経ってもできないとなると、何か異常があるのかもしれないと怖くなって検査に行くことにしました。しかし結果は異常なし。夫婦で行う検査結果も良好でしばらくはタイミング法を試すことになりました」

長い治療中に夫が放った言葉「子どものいない生活は想像できない」

病院に通い出してから結子さんは規則正しい生活を心がけ、お酒も止めます。そして、病院で調べた通りの日付を旦那さまに伝え、夫婦生活を続けていたと言います。

「最初の頃はもちろん夫も協力的で、不妊治療をお互いに前向きに捉えていました。当時はお互い仕事を続けていたので、合わせるのも苦労していました。そんな中でも一緒の休みの日に買い物に出かけたときには、子どもができたときのために貯金しようと無駄遣いをしなくなりましたね。それにもっと考えが飛躍したときには家から通える保育園などを探したりもしました。仕事以外はすべて子どものことを考えていたような毎日でしたね」

しかし、治療のステップアップを続けるも子どもは授からず。旦那さまの口から子どもができなかったときはどうしたらいいのかという不安が口から出るようになったと言います。

「諦めのような言葉というよりも、もしできなかった場合に夫婦関係をどうするのかといった迷いをそのまま伝えられているといった感じでした。『このまま続けていてもできないのに、何をこれから夫婦で頑張っていけばいいのかな』って。『2人だけの生活を想像できない』との言葉を聞いたときに、離婚の二文字がよぎりましたね……」

【次ページに続きます】

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