2020年になって国内で流行し始めた新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活に大きな影響を与えました。
スカパー!が「コロナ禍におけるエンターテインメントへの意識に関する調査」を全国の15歳~69歳の男女1,000名に対し、インターネット調査により実施いたしました。改めて面白いと感じた再放送ドラマ、コロナ禍が収束したら行きたい場所、Go To Travelキャンペーンを利用して旅行したい場所などを聞いております。エンターテインメントについて改めて考えていきましょう。

◆コロナ禍で中止・延期になり残念だったイベント 1位「夏の甲子園」2位「東京2020オリンピック・パラリンピック」

2020年になって国内では新型コロナウイルス感染症の感染者が増加し始め、多くのイベントが中止・延期となりました。
全国の15歳~69歳の男女1,000名(全回答者)に、新型コロナウイルス感染症の感染者増加に伴って中止・延期となったイベントのうち、残念に感じたものを聞いたところ、「夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)の中止」(32.9%)が最も高く、次いで、「東京2020オリンピック・パラリンピックの延期」(29.9%)、「音楽イベントの中止・延期(ライブ、野外フェスなど)」(28.0%)、「プロスポーツ試合の開催中止・延期(プロ野球、Jリーグなど)」(25.0%)、「伝統行事の中止・延期(花火大会、祭りなど)」(23.6%)となりました。

毎年春に行われる“センバツ”(選抜高等学校野球大会)に続いて夏の甲子園大会も中止が決定されました。高校球児の活躍をみられなくなったことを残念に感じた高校野球ファンが多いのではないでしょうか。

男女別にみると、「プロスポーツ試合の開催中止・延期(プロ野球、Jリーグなど)」は男性では36.2%と、女性(13.8%)と比べて22.4ポイント高くなりました。プロスポーツの観戦を心待ちにしている男性が多いようです。

◆過去の名作大放出! 面白かった再放送ドラマ 1位「逃げ恥」2位「JIN-仁-」3位「野ブタ」「ごくせん」

新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、各局でドラマの収録が延期となった影響などにより、緊急事態宣言以降、過去のドラマ作品が多数放送されるようになりました。

全回答者(1,000名)に、緊急事態宣言発出以降に再放送(特別編を含む)されたドラマのうち、面白いと感じたものを聞いたところ、1位「逃げるは恥だが役に立つ」(16.4%)、2位「JIN-仁-」(16.2%)、3位「野ブタ。をプロデュース」「ごくせん」(いずれも13.4%)、5位「鍵のかかった部屋」(11.2%)となりました。再放送での“リモート恋ダンス”が話題となった「逃げ恥」がトップでした。

世代別にみると、10代と20代の1位は「野ブタ。をプロデュース」、40代の1位は「ハケンの品格」、50代・60代の1位は「JIN-仁-」となりました。

◆コロナ禍が収束したらまず行きたいところは? 1位「温泉」2位「海外旅行」3位「実家」

全回答者(1,000名)に、新型コロナウイルス感染症が収束したら、まず行きたいところを聞いたところ、1位「温泉」となりました。外出自粛生活が続いて溜まった疲れやストレスを温泉で癒したいと考えている人が多いようです。以降、2位「海外旅行」、3位「実家(への帰省)」、4位「東京ディズニーリゾート」、5位「外食」となりました。

世代別に1位に挙げられたものをみると、10代・20代は「東京ディズニーリゾート」、30代は「温泉」「実家(への帰省)」、40代と60代は「温泉」、50代は「実家(への帰省)」でした。

◆“Go To Travelキャンペーン”を利用して旅行したい場所 TOP3「東京ディズニーリゾート」「箱根」「草津」

新型コロナウイルス感染症の流行により大きな影響を受けた観光産業の復興事業として、現在、日本国内での旅行需要喚起を目的とした“Go To Travelキャンペーン”の開始が計画されています。

全回答者(1,000名)に、“Go To Travelキャンペーン”を利用して旅行したい場所を聞いたところ、1位「東京ディズニーリゾート」、2位「箱根」、3位「草津」、4位「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」「伊勢志摩」「伊豆」となりました。お得に旅行をすることができるキャンペーンを活用して、テーマパークや温泉などを楽しみたいと考えている人が多いようです。

世代別に1位に挙げられたものをみると、10代・20代・40代では「東京ディズニーリゾート」、30代・50代・60代では「箱根」でした。

◆有名人による“おうち時間”を楽しむためのコンテンツとして良いと思ったもの 1位「インスタライブ」

全回答者(1,000名)に、有名人による“おうち時間”を楽しむためのコンテンツとして良いと思ったものを聞いたところ、「インスタライブ(Instagramの生配信機能を使用した投稿)」(18.9%)が最も高く、次いで、「過去のライブ映像(アーティストによる過去のライブ映像)」(16.9%)、「トレーニング動画(スポーツ選手による自宅でのトレーニング動画)」(16.4%)となりました。“3密”を避けながらファンとの接点を持つ方法として、多くの有名人がInstagramを活用したパフォーマンスや情報発信を行っていました。“いいね”やコメントにより、リアルタイムでコミュニケーションを取れたということが、観ている人に満足感を与えたのではないでしょうか。

そのほか、「うちで踊ろう(コラボレーションを推奨してSNSに星野源が投稿した弾き語り動画)」(10.6%)や「手洗い動画【PPAP‐2020‐】(ピコ太郎による手洗いの大切さを訴える動画)」(10.4%)、「手洗い動画【Wash Your Hands】(ジャニーズ所属タレントによる手洗いの大切さを訴える動画)」(10.3%)など、SNS上で広く注目されたコンテンツも上位に挙がりました。

世代別にみると、10代では「インスタライブ」(39.8%)や「無観客ライブ」(22.9%)、「うちで踊ろう」(25.9%)、「手洗い動画【Wash Your Hands】」(23.5%)が、他の世代と比べて高くなりました。

***

いかがでしたか? コロナ禍に改めて日常のありがたさを感じ、エンターテインメントとの付き合い方を考えた人も多かったのではないでしょうか。この記事を今後のエンターテインメントの楽しみ方の参考にしてみてください。

調査期間:2020年6月5日(金)~6月8日(月)の4日間
インターネット調査(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

 

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