新着記事

自宅で「小鯵の南蛮漬け」を上手に作るコツ【プロ直伝の技とコツ】 アゴの問題が姿勢に影響⁉|歩くための筋肉とアゴの意外な関係 アゴの問題が姿勢に影響⁉|歩くための筋肉とアゴの意外な関係 春風亭昇太さんの定番・朝めし自慢 落語家・春風亭昇太さんの朝めし自慢「週2〜3回は自分で調える純和風の献立です」 サライ読者に聞いた「好きな美術展のジャンル」ランキング 親の終の棲家をどう選ぶ?| 任せて大丈夫? 信頼できる老人ホーム紹介センターを探すには 親の終の棲家をどう選ぶ?| 任せて大丈夫? 信頼できる「老人ホーム紹介センター」を探すには 社長の年忘れ・新年の決意 平成最後の忘年会でやらかした「ぼったくりバーで5分20万円」! 初詣のお賽銭 平均「2394円」!|社長の忘年会・お賽銭事情 秋刀魚の味 小津映画の中で魅力を発散した女優・岩下志麻|『秋刀魚の味』【面白すぎる日本映画 第26回】 藻岩山 家から見える1番いい眺めはここ!|「札幌」「仙台」「広島」「福岡」の眺望ランキング ベスト10 メンタルヘルスを理由に出社できなくなる部下を減らすために|ストレスチェックの正しい活用法 【ビジネスの極意】メンタルヘルスを理由に出社できなくなる部下を減らすために|ストレスチェックの正しい活用法 減塩おかず2選 【管理栄養士が教える減塩レシピ】|野菜不足を補える簡単おかず2選

サライ本誌最新号

ピックアップ記事

  1. 松本零士 不滅のアレグレット〈完全版〉

>>過去の記事へ

サライの通販

>>過去の記事へ

趣味・教養

ネルソンスのショスタコ4番&11番|丹念で緊密な合奏が描く2つの巨大交響曲【林田直樹の音盤ナビ】

選評/林田直樹(音楽ジャーナリスト)

「スターリンの影の下でのショスタコーヴィチ」シリーズ第3弾となるアンドリス・ネルソンス指揮ボストン交響楽団による『ショスタコーヴィチ:交響曲第4番&第11番《1905年》』がついに出た。グラミー賞を連覇した第1弾、第2弾とも本欄でご紹介してきたが、今回も、あまりの充実した内容にやはり触れないわけにはいかない。

「第4」の冒頭から早めにきびきびと飛ばすテンポに象徴されるように、この演奏には無駄な贅肉が全くない。どちらも大編成による巨大交響曲だが、ただ力まかせに押すのではなく、細部に丹念で緊密な合奏から伝わってくるのは、あたかも独裁政治に対する告発の言葉のような音楽の真実味である。

ロシア皇帝の軍隊が民衆に発砲した「血の日曜日」事件を扱った「第11」第2楽章の後半では、請願に集まった無抵抗の人々に容赦なく銃撃を加える軍隊の描写の迫力がすさまじい。これは聴き手に人間的な感情をかき立てずにはおかない音楽である。

【今日の一枚】
『ショスタコーヴィチ:交響曲第4番&第11番《1905年》』
アンドリス・ネルソンス指揮 ボストン交響楽団

2017年(第11番)、2018年(第4番)録音
発売/ユニバーサル・ミュージック 
電話:045・330・7213
販売価格/3500円

文/林田直樹

音楽ジャーナリスト。1963年生まれ。慶應義塾大学卒業後、音楽之友社を経て独立。著書に『クラシック新定番100人100曲』他がある。『サライ』本誌ではCDレビュー欄「今月の3枚」の選盤および執筆を担当。インターネットラジオ曲「OTTAVA」(http://ottava.jp/)では音楽番組「OTTAVA Salone」のパーソナリティを務め、世界の最新の音楽情報から、歴史的な音源の紹介まで、クラシック音楽の奥深さを伝えている(毎週金18:00~22:00放送)

※この記事は『サライ』本誌2018年10月号のCDレビュー欄「今月の3枚」からの転載です。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

PAGE TOP