もうすぐ敬老の日。オートバイ用品の小売・開発を行う株式会社ナップスが125cc以上のバイクを所有し、過去1年以内にバイクを運転したことのある全国の60歳以上の男性ライダー221名を対象に、バイクの利用における実態調査を実施した。

シニアライダーたちの実態やいかに!?

■あなたはバイクを通じて、若い世代(30代以下)と交流した経験はありますか?(n=221・単一回答方式)

■あなたは若い世代の方とどのようにして知り合いましたか?(n=92・複数回答方式)

60歳以上の男性ライダー221名に、バイクを通じて若い世代(30歳以下)と交流した経験はありますか、と聞いたところ、4割以上が若い世代とバイクを通じて交流したことがあると回答。

交流した経験があると回答した92名に、どのような手段や場所で知り合ったかを聞くと、最も多かったのが「バイクショップや関連ショップで知り合った(51.1%)」、次いで「職場で知り合った(34.8%)」、「バイク関連のイベントで知り合った(32.6%)」と続いた。

また、その他の自由回答として多かったのが、「ツーリングで知り合った」とで、全体の10%強の回答となった。

ショップでの交流が多いのは、若い世代と遭遇する機会が最も多いからだろう。特にシニアライダーにとっては、若い世代から旧車のことなどを聞かれるといったことも多いのではないだろうか。

ツーリングも同様の理由で、若い世代からは「年齢を重ねてもなお、ライダーでいること」が一種憧れや尊敬に思えるのではないだろうか。

■あなたはバイクの運転技術に自信がありますか?(n=221・単一回答方式)

 

■あなたの運転技術は10年前と比較して向上していますか?(n=221・単一回答方式)

そんなシニアライダーたちに運転技術を聞くと、、「とても自信がある」が15.4%、「どちらかというと自信がある」という回答が63.3%と、合わせて78.7%、約8割が自分の運転に自信を持っている。

一方、10年前と比べて運転技術が向上したかどうかを聞くと、向上したと答えた人は14.5%に留まり、39.9%、約4割が以前よりも運転技術が低下していると回答。自分の年齢から、運転技術について客観的に捉えているのが見て取れる。

■バイクの運転頻度をお答えください。(n=221・単一回答方式)

バイクに乗る頻度を聞いてみたところ、最も多い回答が「1週間に1度くらい(24.4%)」で、次いで「毎日(18.6%)」と「1か月に1度くらい(18.6%)」が同数で続いた。

■あなたのバイクの運転頻度は10年前と比較して増えていますか?(n=216・単一回答方式)

また、10年前と比べてバイクに乗る頻度がどう変化したかを聞いてみたところ、「増えている」と回答したのは13.9%で、「どちらかというと増えている」と回答した10.2%と合わせると、乗車頻度が増えているとの回答は24.2%。

一方「減っている」との回答は16.2%で、「どちらかというと減っている」と回答した26.4%の方と合わせると、42.6%、約4割が10年前よりも乗車頻度が減っているという結果となった。

■バイクの運転頻度が減った理由をお答えください。(n=92・複数回答方式)

10年前よりもバイクに乗る機会が減ったと回答した92名に、その理由を聞いてみたところ、最も多かったのが「運転する機会(通勤・ツーリングなど)が減ったから(70.7%)」で、次いで「自動車を運転する事が増えたから(39.1%)」、「体力に自信が持てなくなったから(22.8%)」と続いた。

■あなたは若い頃と比較して、バイクの安全運転を意識していますか?(n=221・単一回答方式)

若い頃と比べて安全運転を意識しているかを聞いたところ、「安全運転を意識している」が58.8%で、「どちらかというと安全運転を意識している」と回答した28.5%と合わせると、約9割が若い頃よりも安全運転を心がけているということが分かった。やはり、ここでも、年齢を意識した結果となっているのではないか。

■あなたは長期間(1年以上)バイクの運転を休止していた時期はありますか?(n=221・単一回答方式)

■どれくらいの期間バイクの運転を休止していましたか?(n=108・単一回答方式)

長期間バイクの運転を休止していたことがあるかを聞いたところ、48.9%が1年以上運転しておらず、シニアライダーの半数がいわゆる「リターンライダー」であることがわかった。

また運転をやめていた期間を聞いたところ「1年以上5年未満」という回答が45.4%で最も多かった。

■再度バイクの運転を開始したきっかけは何ですか?(n=108・複数回答方式)

1年以上バイクの運転をしていなかったと回答した108名を対象に、バイクの運転を再開したきっかけを聞いたところ、最も多かったのが「時間的な余裕が出来たから(35.2%)」、次いで「経済的な余裕が出来たから(26.9%)」、「欲しいバイクが見つかったから(25.0%)」と続く。シニア世代の趣味として、「リターンライダー」となった人が多いことが見て取れる。

■バイクの運転技術を再度確認する「ライディングスクール」があれば参加したいと思いますか?(n=221・複数回答方式)

運転技術を再度確認するようなライディングスクールがあれば、参加したいかどうかを聞いたところ「参加したい」との回答は18.1%、「どちらかというと参加したい」と回答した34.4%と合わせると、半数以上が参加したいと考えている。これは、先の質問の「安全運転を意識している」という回答と、長期間バイクの運転を休止していた「リターンライダー」である不安から、こういった回答となったと思われる。

■あなたは今後、バイク免許を自主返納する予定はありますか?(n=221・単一回答方式)

運転免許の自主返上について、対象者にいずれ自主返上をする意思があるかどうか聞いてみたところ、約9割の89.6%が将来的に自主返上するつもりはないと回答し、いつかは返上する予定と回答した方は10.4%に留まった。

やはり、ライダーにとって、バイクは一生の友。生涯ライダーとして暮らしていきたい、というのが本音だろう。だが、安全運転は大前提だ。アンケートの結果からは、そういった安全意識の高さも感じられる。

パーソナルな乗り物であるバイク。シニア世代だからこそ、余裕のあるバイクライフを楽しみたいものである。

【調査概要】
有効回答数:現在普通自動二輪免許を保有し、125cc以上のバイクを所有しており、かつ過去1年以内にバイクを運転したと回答した60歳以上の全国の男性221名
調査期間:2018年8月31日~2018年9月4日
調査方法:インターネットリサーチ
※「ナップス調べ」 https://naps.co.jp/

 

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