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【学年誌が伝えた子ども文化史】昭和45年、華々しく開幕した大阪万博

学年誌の記事で振り返る昭和のニュースと流行!

1922年(大正11年)、当時の出版界では初となる学年別学習雑誌「小学五年生」「小学六年生」が小学館から創刊された。翌年には「小学四年生」、1924年には、後に「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」となる「セウガク一年生」「セウガク二年生」「せうがく三年生」が相次いで創刊され、小学生を対象とした学年別の総合雑誌「学年誌」のラインナップが誕生した。

子どものための総合情報誌として、ニュース、イベント、芸能、スポーツ、流行、ファッション、ホビーなど、あらゆる情報を発信し続けた「学年誌」。そんな「学年誌」が一番輝いていた昭和の膨大なバックナンバーから、時代ごと、テーマごとに記事を厳選して構成した『学年誌が伝えた子ども文化史「昭和40~49年編」「昭和50~64年編」「昭和30~39年編」』(小学館)の3冊が刊行された。本記事はその中から、サライ読者にグッとくるトピックスを厳選してお届けする!

* * *

日本万国博覧会1(昭和45年・1970年)

『学年誌が伝えた子ども文化史(昭和40~49年編)』より

国内外あわせて個性豊かな116館が参加 大人気のパビリオン

「人類の進歩と調和」をテーマに華々しく開幕した大阪万博。人気のパビリオンには長蛇の列ができ、展示はもちろん、無料で入手できるパンフレットの収集にも余念がなかった。

「小学五年生」1970年4月号

アメリカ館、ソ連館、日本館が人気ベスト3

大阪万博には日本を含め77か国が参加。多くの企業、研究者、建築家、芸術家らの創造力が集結した国内外のパビリオンが建ち並んでいた。

人気があったパビリオンは、リニアモーターカーの模型が展示されていた日本館、「月の石」が大人気展示だったアメリカ館、110mと万博一の高さの建物で、宇宙開発についての展示が目を引くソ連館などだった。

日本企業が手がけたパビリオンも数多く登場。50年後の日本を最新技術によって体感できる三菱未来館。万博一の長さ40mのエスカレーターも印象的で、パイロット体験ができた日立グループ館。黒川紀章が手がけ、その見た目から「万博のゴジラ」とも呼ばれた東芝IHI館など、個性あふれるパビリオンが建ち並んだ。

一方、怪獣のような柱につりさげられた奇抜な建物に注目が集まったオーストラリア館、鏡張りの美しい建物のカナダ館、35000個もの電球に光が灯る「光の木」が話題となったスイス館など、海外パビリオンも人気を集めた。その独創的な建物群は見る者を圧倒する迫力だった。

各国のパビリオンをめぐることで、まだ縁遠かった外国の雰囲気も味わえた。ビルマ(現ミャンマー)など、今はない国名の展示館も。「小学五年生」1970年4月号

※本記事は『学年誌が伝えた子ども文化史 昭和40~49年編』より抜粋・転載したものです。

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学年誌が伝えた子ども文化史●昭和40~49年編 定価本体1200円+税(ISBN 9784091066107)

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