2022年、長年在籍していたTBSを50歳で退職し、現在はフリーランスアナウンサーとして活躍中の堀井美香さん。サライ.jpでは、隔月で【私をつくる、ひとり時間】を連載し「ひとり時間の持てた今だから味わえるひととき」を語っていただいています。
そんな堀井さんが、フリーになってから続けているのが、「yomibasho」という朗読会です。会場を押さえたり、チケット販売や、ポスター作り、出演者のお弁当や駐車場の手配までご自身で行なっているという「yomibasho」の4回目が、7月20日(土)に東京上野にある、東京文化会館小ホールにて開催されます。
昼公演、夜公演ともに、三浦綾子の作品を取り上げます。
昼公演はゲストに俳優の西村まさ彦さんを迎えての二人語りによる「泥流地帯」。
夜公演は堀井さんが毎年読み続けている「『母』小林多喜二と母セキ」。
「『泥流地帯』は1926年の十勝岳噴火の火山泥流で開拓地を奪われた農民たちが立ち上がり、復興していく様を描いた物語です。『母』は治安維持法違反容疑で逮捕され拷問死を遂げた小林多喜二の母の物語。どちらの作品にも、2024年の今、たくさんの人々に届けたいメッセージがあります」(堀井さん)
多数の受賞歴を持ち、バイプレーヤーとしても圧倒的な存在感を放つ西村さんと、人気Podcast番組「OVER THE SUN」などで女性からの支持を得る堀井さんがどんな作品を作り上げていくのかも楽しみです。
音楽朗読という色を強く打ち出すべく、全編ピアノで綴られるのも見どころのひとつ。演奏するのは川田健太郎さん。2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」では劇伴音楽でのピアノも担当されています。
また演出・構成は堀井さんが信頼を寄せ、これまでの朗読会でもタッグを組んできた、深作健太さんが手がけます。
【開催要項】
yomibasho vol.4 堀井美香 音楽朗読
昼公演「泥流地帯」
夜公演「母」〜小林多喜二と母セキ
日時 2024年7月20日(土)
昼公演 13時30分開場、14時開演〜16時終演
夜公演 18時30分開場、19時開演〜21時終演
場所 東京文化会館小ホール 全席指定 S席5,000円 A席4,000円 通し券あり
チケット販売 4月7日(日)10時からローソンチケットにて Lコード36311