■3代:『米澤牛焼肉重松川辨當』(山形)
2014年、3代目の駅弁大将軍となったのは、ふたたび山形・ 松川弁当店の作る「米澤牛焼肉重松川辨當」であった。
焼肉・肉団子と2種類の米沢牛の味が楽しめる弁当は、秘伝のたれを絡めながら香ばしく焼いた焼肉と、甘酢あんかけを絡めた肉団子の味わいが癖になる。写真の通り、ほぼこの2点だけで勝負している潔さは大将軍の名にふさわしい一品だ。
■4代:『鶏めし』(秋田)
そして昨年、2015年の駅弁大将軍の輝いた弁当が、秋田・花善の「鶏めし」だ。
秋田県産厳選「あきたこまち」100%使用のご飯をほんのり甘辛く炊いた上に、絶妙に煮詰めた鶏がソッと鎮座しているのだから旨くないはずがない! 彩りも豊かで目にも美味しい弁当とはまさにこのこと。
以上、さすがは歴代の将軍弁当、いずれ劣らぬ猛者揃いだ。
そんな大将軍たちに続けとばかり、今年の「駅弁味の陣2016」には、新作駅弁29種類を含む過去最多の61種類の駅弁が出陣中だ。どんな駅弁がエントリーしているかは、下のサイトをご覧いただきたい。もちろん投票も絶賛受付中だ。
駅弁頂上決戦「駅弁味の陣2016」公式ホームページ
http://www.ekiben-ajinojin.com/
投票受付は11月30日まで。さあ、お気に入りの弁当を5代目の駅弁大将軍に押し上げるのは、あなたの一票かもしれませんぞ!
取材・文/田中十兄