皆さんは、漢方薬と聞くとどんな印象がありますか? 「苦いけど体によさそう」「葛根湯は知っているけど……」など、「そもそも漢方ってどんなもの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

そんな基本的な漢方に関する疑問や基礎知識を、漢方の専門家にわかりやすく解説してもらいます。 第7回のテーマは、「漢方の考え方(4) 五行」です。あんしん漢方(オンラインAI漢方)の薬剤師、篠原明宏さんに教えてもらいました。

漢方の考え方とは

漢方では、患者の体質を見たうえで、西洋医学でいうところの診断にあたる「証」を決定し、その後治療を行っていきます。

漢方の考え方を知るには、東洋医学と西洋医学の違いを理解することが大事です。

西洋医学は、悪い部位に直接的な治療を行う対症療法です。対して、東洋医学はその人のまず体質をみて、体全体のバランスを整え、不調を改善していきます。東洋医学は「病気ではなく病人をみる」と表現されます。

「証」を決定する際には、判断の基準となる様々なものさしがあります。「陰陽」「気血水(きけつすい)」などをこれまでの記事で紹介してきましたが、今回は「五行」についてくわしく解説します。

漢方の五行とは

「五行」は漢方の重要な基礎のひとつです。古代中国では、自然界のあらゆるものを「木・火・土・金・水」という自然界の代表的な5つにわけて考えていました。

人間も自然界の一部という考えのもと、臓器を役割で分け、その5つを「肝・心・脾・肺・腎」に当てはめて考えるのが漢方における五行です。

「肝・心・脾・肺・腎」は、単に臓器だけを指す言葉ではありません。西洋医学的な臓器の機能や役割も含めた考え方です。

五行はそれぞれ関与し合い、絶妙なバランスのもとに成り立っています。

五行タイプごとの体質の特徴

五行のタイプごとに不調の傾向、特徴をまとめました。自分はどのタイプに近いかチェックしてみましょう。

肝タイプ(木)

・怒りっぽくすぐイライラする
・眼精疲労に悩んでいる
・充血が目立つ
・爪がもろい
・耳鳴りがする

「肝」は精神活動と深い関わりがあります。肝が不調だと興奮や怒りなどの感情が抑えられなくなりがちです。また、肝は血液をため、気や血(けつ)の流れに関わっているほか、筋肉や目、爪にも関係しています。

心タイプ(火)

・よく不安で眠れなくなる
・焦燥感にさいなまれるときがある
・動悸が激しくなるときがある
・舌の先に赤みがある

「心」は体全体に血液を送り出す役目があります。また、精神活動との関係も深く、不調になると不安に襲われ不眠がちになってしまいます。不調の影響は、四肢の冷えや舌の異常などにもあらわれます。

脾タイプ(土)

・食欲がわかない
・おなかに膨満感がある
・倦怠感がある
・やせて筋力が衰えてきた

「脾」は食物の消化吸収を担っているほか、免疫力や体格にも関係があります。脾が不調だと胃腸が痛くなり、むくみが目立つほか、肩こりが起きる場合もあります。

肺タイプ(金)

・呼吸が苦しいときがある
・鼻水が詰まる
・においを感じにくい
・せきやたんがよく出る
・皮膚が荒れやすい

「肺」は呼吸に関わっていて、不調だと呼吸困難や息切れのほか、せきやたん、皮膚のトラブルが起きやすくなります。また、水分の循環や免疫機能とも関わりがあります。

腎タイプ(水)

・手足がほてる
・まぶたがむくんでいる
・トイレが近い
・不妊で悩んだ経験がある

「腎」は人の精気に関わっています。体の成長や、生理・生殖などの生命に関する機能のほか、泌尿器、耳にも関連しています。腎が悪くなると唾液や汗、涙などの水分の代謝にも影響が出ます。

正しい診断は漢方のプロにお任せ

五行のタイプと特徴がわかれば、「自分はどのタイプで、体のどの部分が悪くなりやすいか」ということも理解しやすくなります。また、陰陽、気血水などと組み合わせることで、より正確に体質や傾向を知ることができます。

しかし、その診断は正確なものでなくては意味がありません。おおまかなタイプをセルフチェックである程度判断することはできますが、正しく五行の診断を行い、証を決定するにはやはり漢方の専門家である医師や薬剤師のサポートが必要不可欠です。

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自分の五行タイプを知り、自分に合う漢方薬を見つけよう

今回は、漢方の基礎のひとつであり、重要な考え方である「五行」をご紹介しました。東洋医学は西洋医学と違う複数のものさしがあり、そのものさしにより体質を見極め、漢方薬で体の崩れたバランスを整えます。

漢方薬は、正しく使えば私たちの体質や不調の改善に役立ってくれる優れものです。「調子が最近良くない」と悩んでいる方は、ぜひ一度専門家にご相談ください。

<この記事を書いた人>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
篠原明宏
薬剤師。東京薬科大学卒業。大学院にて子宮内膜症の研究に携わり修士課程を取得。その後、中国の上海中医薬大学に留学し本場の中医学を肌で学ぶ。帰国後は保険調剤薬局にて管理職、役員を経験。最新医療の知識と伝統的な東洋医学の多方面から患者様の現状にあった健康サポート提案を得意とする。
現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。

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