野菜や魚の煮物や肉じゃがが家庭の味だったのは昔の話。和・洋・中など様々な料理が食卓に並ぶようになったのは、戦後の国民の所得が増え始め、生活様式が変わった高度成長期といわれています。そんな昭和の食卓風景も、平成のいまでは懐かしくなってきました。 ハレの日のごちそうをいただくのは素敵なことですが、より豊かな気持ちを実感できるのは「まいにちのごはん」が充実していること。
日本橋三越本店の食品フロア(地下1階)では、「まいにちのごはん」を充実させ、生活を楽しむための食のイベントを9月29日(火)まで開催しています。主菜、惣菜、菓子など多岐に渡った商品を用意していますが、注目はサライ世代に馴染みのあるコッペパンとどら焼きです。
コッペパンは、ジョアン、銀座木村屋、そして関口フランスパンと3つのパン屋さんが、それぞれの個性を活かしたコッペパンを作りました。世界のパンを扱うジョアンでは、昔ながらのコッペパンを同店の製法で再現しています。日本人に馴染み深い酒種(さかだね)生地といえば銀座木村屋。じつは、銀座木村屋でコッペパンを提供するのは初めてのこと。日本のベーカリーの草分けとして知られる関口フランスパンでは、小さめサイズのコッペパンを用意しています(販売は22日までなので、お早めに)。
↑銀座木村屋 黒糖コッペ(チーズクリーム&ハニー)。1個238円
皮と餡(あん)の組み合わせというレシピのおやつゆえ、各店の個性が出やすいどら焼き。ふわふわ系の皮は餡を味わうための工夫で、餡の糖度を低くして小豆の風味をきわ立たせているそうです。一方、しっとり系の皮を用いたタイプは、餡も糖度が上がっていてパンチのある味に仕上がっている傾向なのだとか。今回食品フロアには「第1回 三越伊勢丹どらやきコレクション」と題したコーナーが登場し、全国の名店からどら焼きを集めて販売しています。
↑東京『御笠山』1個270円。小豆の渋みを残した餡がたっぷりながら、食味はあっさり。きめ細かくて弾力のある皮で包まれており、餡の味が活きている。
↑福島『丹坊』1個231円。さっぱりしていながら深い味わいなのは、甘納豆職人が作る餡だから。ふんわり、もっちりした皮と、餡のバランス&後味が特徴です
↑京都『亀屋良長』1個249円。抹茶と黒糖という異なる風味の皮を使った逸品。餡はきめ細かな黄身で作られ、老舗菓子店ならではの上品な味の調和を楽しめます
いよいよ秋本番。味覚の秋を満喫できる日本橋三越本店の食品フロアで、「まいにちのごはん」が楽しくなる逸品を見つけてみてはいかがでしょう。
【 日本橋三越本店 食品フロア まいにちのごはん】
実施期間:
9月16日(水)〜29日(火)
お問い合せ:
日本橋三越本店☎03・3241・3311
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