東京豚饅1個300円。皮はふんわりとパンに近い食感で、餡は醤油、塩、砂糖などで味付け、もちろん化学調味料は使っていない。

大阪土産の代表のひとつが、551蓬莱(ほうらい)の豚まんである。新大阪駅の売店では長蛇の列ができる。その創業者の孫である羅(ら)直也さんが東京・目黒に出店したのが『羅家 東京豚饅』。直也さんは子どもの頃から祖父と暮らし、創業当時の豚まんの味に親しみ、その味を再現したという。

「関西では551蓬莱の豚まんを冷蔵庫に蓄えておき、小腹が空いた時に食べるという家庭がたくさんあります。東京でも豚まんが軽食のひとつとして定着し、出来たてを味わえるという状況を作りたいと思っています」

こう話すのは広報の青池真里奈さん。令和3年の恵比寿1号店を皮切りに現在都内に5店舗を展開し、豚まん文化を広めている。

包みたての生地は耳たぶのような柔らかさ。発酵が進むとさらに柔らかくなるという。20分ほどじっくり蒸して完成となる。

皮の生地は毎日工場で製造され新鮮な状態で各店に送られる。当日生産、当日販売を掲げ、販売状況に応じて、生地は日に何度も運ばれてくるという。餡は国産の豚肉と玉葱のみ。玉葱の甘さがほんのりあるさっぱりした味だ。

羅家 東京豚饅etomo自由が丘店

住所:東京都目黒区自由が丘1-31-11etomo自由が丘1階
電話:03・3724・2551
営業時間:11時30分~20時
定休日:無休
交通アクセス:東急東横線自由が丘駅南口より徒歩約1分

取り寄せは8個入り2560円~、オンラインショップhttps://tokyo-butaman-online.com/で。

取材・文/関屋淳子 撮影/宮地 工

 

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