子どもがいるお母さんの朝の準備は、毎日時間に追われて大変です。一正蒲鉾株式会社が、全国の働くお母さん200名に対して「朝の準備」に関する調査を実施しました。他のお母さんはどのように朝を乗り切っているのでしょうか? 早速見ていきましょう。
■7割以上の働くお母さんが「1日のうち1番時間がないのは“朝”」と回答!
「朝」「昼」「夜」のうち、1番家庭で“時間がない”と感じるのはいつかという質問に対し、73.5%ものお母さんが「朝」と回答しました。
■ 忙しい朝、最も時間がかかってしまうこと第1位は「朝ごはんの準備」
「朝」は時間がないというお母さんに、何に最も時間がかかっているか聞いたところ、「朝ごはんの準備」(33.3%)が1位となり、次いで「配偶者や子供の身支度」(32.7%)「洗濯や掃除などの家事」(24.5%)と続きました。家族の身の回りの準備というお母さんとしての役割と、自分の身支度のどちらもしなければいけない大変さが伺えます。
■働くお母さんの朝時間は平均「2時間」!そのうち、朝ごはんの準備にかけられる時間は「18.4分」!
「朝起きてから出勤するまでの時間は何時間ぐらいあるか?」という質問に対しては、約半数の49.0%の人が「2時間以上2時間30分未満」と回答し、全体の平均は2時間という結果となりました。 また、「理想の朝ごはんの準備時間はどれくらいか?」という質問に対しては平均18.4分という結果となりました。前日に作り置きをしたり、マルチタスクをこなすなど、忙しいお母さんの工夫が垣間見ることのできる結果となりました。
■9割以上のお母さんが「時間がない」!それでも、「家族には、野菜や栄養バランスのとれた朝ごはんを食べさせたい」!
朝ごはんに関して、ほとんどのお母さんが「献立決めに苦労しワンパターンになってしまう」や「栄養バランスも大事だが、朝は時間がないので難しい」に「そう思う」と回答し、献立決めの苦労や時間がないことへの悩みを感じていました。また、「温かい物を準備したくても面倒で冷たい物ばかりになってしまう」と回答したお母さんも6割以上いました。 一方、それでも「家族には、野菜や栄養バランスのとれた朝ごはんを食べさせたい」と回答した人も同様に多く、理想の朝ごはんはあるが、現実的には難しく、働くお母さんは朝ごはんの準備に関して様々な悩みを抱えているということが分かりました。
また、時間と内容のどちらをより重視するかの質問に対しては、「時間重視派」が80.5%(※「時間」34.5%と「どちらかというと時間」46.0%の合算)で大多数という結果となりました。
■「朝ごはんにおでんを食べる」という人が意外にも存在!?「朝おでん」がおすすめの理由とは!?
これからの季節にぴったりの「おでん」を食べるタイミングについて聞いたところ、大多数が「夜」と回答しました。しかし、意外にも「朝」と回答した人も存在しました。
管理栄養士の小沼明美先生曰く、魚介類の魚肉たんぱく製品や卵で構成されたおでんは、たんぱく質、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)といったオメガ3脂肪酸など、心身共に成長する特に子供にはぜひ摂ってもらいたい栄養素が入っているメニューだそうです。
ポトフやスープ風にしても良いし、ごはんや麺類に合わせてもおいしく簡単に食べられます。時間がない働くお母さんの「子供に栄養のあるものを食べさせたい」というニーズを手軽に満たすことができそうですね。
小沼先生自身、子供を持つ働く母親として、朝食の献立は悩むことが多いとのこと。そんな中、寒くなってきたこの季節、朝おでんはとても喜ばれるそうです。小沼先生曰く「子供たちは、起床してすぐにはなかなか食欲がわかないことが多いですが、うちの家族は温かい具だくさんスープ系のものは食べてくれるので朝おでんは好評です。朝に体を温めてくれることで免疫力がつくので寒い外に出勤、登校していく家族には朝おでんは好都合。腹持ちもよいので朝おでん生活は大変おすすめです」とのことでした。
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9割以上のお母さんたちが朝は時間がないけれど、栄養バランスの取れた朝食を提供したいと考えていることがわかりました。時短料理を活用するのも一つの手ですが、家族が協力することも忙しいお母さんを支える力となりますね。
【調査概要】
調査名 :働くお母さんの朝の準備に関する調査
対象 :全国、20~50代、4歳から小学生以下の子供のいる働くお母さん
サンプル数 :200名
調査手法 :インターネット調査
期間 :2019年10月12日(土)~2019年10月14日(月)